行動なくして
実現なし
000.未分類

怖れ

私は、NHKの記者をしていた間、2002年から2008年まで仙台に勤務していた。警察や県庁関係者など、およそ300人と年賀状をやりとりしていた。テレビで、知り合いが住んでいる地域の被害が次々に伝えられている。被害の全容を知ることが怖い。宮城県の知り合いで連絡がとれたのは、被害の少なかった県南の山間部にいる1人だけだ。被害の大きなところにいる知り合いは、電話が通じないこともあるが、もしものことを考えると怖くて電話ができない。

「できることはないか」という想いばかりが募る。