日本の電力の行方   2011 年 3 月 17 日

福島の原発災害は今、被害を食い止めるため、必死の作業が続いている。なんとか上手くいってほしい。今は、「計画停電」など国民が一体となって節電に取り組んでいるが、この先日本の電力はどうなるのだろうかとふと考える。

日本は、電力の3割を原子力に依存していると、朝日新聞の記者が党の渡辺代表に記者会見で聞いているのを聞いた。原発についてはもともと、その安全性、「万が一があってはいけない」と世論は慎重だった。小さなトラブルも大きな事故のもとになりかねない。メディアは原発に厳しい目を向けてきた。その一方で日本の経済的発展のために原発を推進してきた経緯もある。

そしてここ数年、二酸化炭素を排出しない環境に優しい発電が見直されて、原発批判が影をひそめてきたと感じていた。そんな中、今回の原発災害である。原発にあってはならない「万が一」がおこってしまったことで、原発には今後厳しい目が向けられる。

さて、その時私たちはこれまで原発によって与えられてきた豊かな電力を捨てることができるのだろうか。一度贅沢を覚えてしまうと生活水準を下げることができないのが人間のサガである。「つつましく生きればいいではないか」という意見もあれば、「国家の成長無くして国民の幸せはない」という意見もある。

今は全力で原発災害を封じこめることが一番だが、今度の原発災害で日本のエネルギーのあり方の議論は、避けて通れないものになった。

 

この記事は 2011 年 3 月 17 日 木曜日 11:35 PM に投稿されました。

コメント / トラックバック 2 件

2011 年 3 月 18 日 9:31 AM
より:

いつも精力的な活動、ありがとうございます。

今後のエネルギーをどうするかは、
いま私たちが真剣に考えなければいけない問題と思います。
電気は必要、でも原発は危険すぎる(私は反対)。
となれば、原発でない発電源を模索すべきでしょう。

ただ現状でも原発による電気供給量は
全体の3割ほどとのことなので、
私たちの節電と(本当に必要な電気料は意外に少ないかも)と、
自然エネルギー活用でどうにかなるのでは、と思っています。

放射能が汚す空や海は世界中に繋がっています。
地球規模の環境を考えても【脱原発】は必要と思います。

参考までに、こんな記事もありました。

★★「原子力発電所を全部止めてやっていけるのか? 」
高野雅夫(名古屋大学大学院環境学研究科准教授)

http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/be461d252b8b75f6d0d328cb693d44ce

★★発電比率
日本の各電力会社での全発電量に占める原子力発電比率は以下の通り。

* 北海道電力 : 約40%[46]
* 東北電力 : 約16%[47]
* 東京電力 : 約23%[48]
* 中部電力 : 約15%[49]
* 北陸電力 : 約33%[50]
* 関西電力 : 約48%[51]
* 中国電力 : 約8%[52]
* 四国電力 : 約38%[53]
* 九州電力 : 約41%[54]
* 沖縄電力 : 0%[55]
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BBより)

2011 年 3 月 18 日 6:18 PM
yousei37ide より:

杏様
勉強になるデータありがとうございました。きのう、3児のお母さんと話していて、その人も「つつましく生きていけばいい」ということを言っていました。もうちょっと勉強してみます。

井出庸生

コメントをどうぞ

井出ようせいブログシリーズ 被災地をみて