行動なくして
実現なし
001.想い

臼高野球部 草間監督

臼田高校野球部に草間さんという監督がいる。
長野県の野球関係者ならご存知の方が多いと思う。
金沢桜丘高校(石川県)と上田高校を甲子園に導いた名将だ。
今は臼田高校野球部の指揮をとっている。

きょう、草間監督とじっくり話す機会があった。
甲子園のことしか頭になかった時期もあったが、
生徒の気持ちを大切にして
勝負師の顔を伏せてきた時期が長かったという話が印象に残った。
試合に出られない選手の想いを少しでもかなえたいという情が
勝負に徹することを妨げたといっていた。
しかし、その指導方法がポリシーだと言っていた。

2月には教え子170人が集まったという。
また、草間監督の教え子が監督をしている高校が集まる「草間杯」もある。
甲子園から遠ざかったが
「こういう生き方が幸せっていうのかな」とおっしゃっていた。

そんな名将も臼田高校の指導は苦戦続きだという。
臼田高校は部員が9人しかいないので
練習試合も満足にできないという。

臼田高校はきょう、秋季大会で野沢北に負けた。
試合をみたが硬式野球に慣れていない。
経験が浅いように見えた。

高校球児はひと冬で劇的に伸びる。
そのためには地道な練習の継続しかない。

監督業を地道に続けてこられた草間さんの生きざまを
生徒が間近で感じてくれれば
来春は楽しみなチームになると期待している。

臼高野球部・草間監督。まさに「継続は力なり」。