先のことを考える国民、考えない政治   2011 年 12 月 26 日

民主党政権がまとめた来年度予算案を新聞でみていると

「先のことは知りませんよ」といっているように聞こえる。

実質96兆円という過去最高規模で、

まだ法案も提出されていない消費税増税も、もう織り込んでいるという。

 

大きな視点で見ると、年金の支給額の減額や支払い時期が遅くなることなど

高齢者に辛い世の中になることが予想される。

一方若い世代は、いまの財政難がさらに大きくなって将来のしかかってくる不安がある。

消費税増税に一定の賛成論があるのは 、世代を超えた真剣な危機感からだ。

 

危機感の裏側には、

「政治にしっかりしてほしい」

「政治家や官僚は国民のため、公のために

我が身を削る覚悟で取り組んで欲しい」という思いがある。

政治に期待する人、怒る人、失望する人たちの

心の底にある共通の思いだと感じている。

民主党政権が

官僚の天下り禁止をはじめとする公務員の人件費削減、

国会議員の給与と定数削減をしていれば、

「もうちょっと長い目で見ようか」という声もあっただろう。

仮定の話をしても仕方がないが。

 

今回の予算はあらゆることに予算措置をしているから、

胸を撫で下ろした議員や官僚、それに業界関係者はいるだろう。

民主党政権はもともと考え方の違う人が集まっているとずっと言ってきた。

その人たちに都合の良い予算を「全部乗せ」しただけではないか。

 

高齢者は自分たちの暮らし以上に、子どもや孫の将来を悲観している

若い世代も幼い息子や娘の将来を考えている。

国民は先をみて、将来を心配している。

 

解散総選挙か政界再編かどちらが先になるかわからないが、

将来のことを考えて行動できる政治集団を作り直さないといけない。

この記事は 2011 年 12 月 26 日 月曜日 6:09 AM に投稿されました。

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