行動なくして
実現なし
006.選挙を考える

選挙を考える2~ネット~

おはようございます。

ブログを始めてからパソコンに向き合う時間が長くなりきました。

私はあまりパソコンが得意ではありません。理由はわかりませんがパソコンの画面で文字を追うよりも、印刷物で読んだ方が、頭に入りやすい気がします。

また、記者をしていた時は、原稿を送信するために四六時中パソコンをみていたので、休日などはパソコンの画面をみたくないという気持ちもあり、最低限のことしかしてしていませんでした。

今はまた欠かせないツールになっています。

 

参院選の前に、ネット選挙解禁の見込みが外れて怒っていたのですが、実際選挙を戦ってみると、ネットの普及はまだまだだなと感じました。

若い人は、早くからパソコンや携帯と身近な生活をしてきたので抵抗はないと思います。

年配の方も、私のホームページから後援会に入っていただいたり、メールでご意見をいただくことも相当数ありました。

しかしまだ、ネットが広く使われている状態ではない。少なくとも有権者とのつながりをネットに一本化できる状態ではないというのが今の結論です。

たとえば、後援会にはいっていただいた人をみてみると、ホームページで申し込みをいただいた方は全体の1パーセントぐらいでした。

FAX、電話での激励、問い合わせもたくさんいただきました。

今、事務所の移転先がまだ決まらず、電話とFAXが使えない状態です。支援者の方から連絡が取れないという声が多く、ご迷惑をおかけしています。

 

以前、医療機関のレセプト(診療報酬に関わる書類)を、すべてオンライン化するという政府方針に反対した保険医協会が、国を相手取って裁判を起こしたことがあります。

裁判を取材した私は、当時、「時代の流れからいってオンライン化は避けられないだろう」と考えていました。

しかし、選挙を戦ってパソコンの費用の問題。使い勝手の問題などから、まだまだ電話やはがき、ファックス、折り込みチラシといったツールも必要だと考えなおしました。

広く有権者に訴えることが第一なので、コミュニケーションの手段も様々なものを使わないといけません。

ネットは費用がかからないこととや利便性もいいので、落選した今は貴重なツールですが、

多くの人と対話を重ねるためには、急にネット化を進めるわけにもいかないようです。

選挙後も街頭に立っているのは自分の発信手段をネットに一本化しないためでもあります。

次の選挙こそはネット解禁になると信じていますが、政治は人と人とのつながりそのものなので、ネットに依存することなく多くの人と向き合っていきます。