行動なくして
実現なし
006.選挙を考える

選挙を考える3~組織・下~

さて、では選挙でどんな組織を作っていったらよいか。

まずは、今回の戦いで大きな財産となった、「井出ようせい」を応援してくれる人を増やし核にしていくこと。

今回の選挙は、残念ながら、会うべき人に会い尽くしたといえるところまではいきませんでした。

「応援したいけど何をしたらいいの?」、「本人に会ってみたかった」という声をたくさんいただきました。本当に申し訳なかったと思っています。

私自身が自分の足で多くの人に会っていくことが、組織を作るうえでとても大切です。

「井出ようせい」を応援したい人で組織を作っていくことが、組織のモチベーションを高いものにするうえでは欠かせないと思っています。

 党の組織や誰かの後継として、人の組織を丸丸うけつぐケースも、候補者によってはあるかと思います。

しかし、組織の力の源は、集まった人1人1人が、候補者個人をどこまで応援したいと感じるかにかかっていると思います。

特定の団体や企業に応援をもらうとしても、まずは「井出ようせい」そのものを理解してもらい、共感してもらう努力を私がしないといけません。

私は、みんなの党という県内に全く組織がない政党で活動を始めました。今回の選挙戦は、会う人全てが新しい出会いでした。

営業の世界でいえば新規開拓です。この新規開拓の精神は、政治活動をするうえで、きわめて重要だと考えています。

新たに応援してくれる人を増やせる組織、外にうって出る組織を作りたいと思います。

具体的には、地域ごとに情報の発信源になってくれる人が必要です。

チラシを置いてくれる、なにかあるときには地域の人に声をかけてくれる人が必要になります。

よく、街で「@@@@後援会連絡所」という縦長の看板を見かけます。私も何人かの方に看板を置いていただきました。

「連絡所」という言葉に誤りはないのですが、「井出ようせい発信所」という看板を置いたほうが、目的と意図が看板をみる人に伝わるかもしれません。

「発信所」って書いてあれば、「何を出しているんだ?」と興味をもってもらえる気がします。

看板を置いてくれた人が、私のことを新しい人に伝えるチャンスが生まれます。 

また、立候補者が街頭演説をする場合、支援者が集まることを「動員」と言います。

街頭演説のために集まっていただくにしても、呼びかけ型、つまり誘いあって来てもらうような集客が理想です。

応援してくれる人が半分。応援してくれる人が誘ってくれた新しい人が半分というような演説会を重ねれば、

関心を広げることにつながるのではないでしょうか。

選挙業界では、とかく「会場に何人入った」とか、「会場の何割程度の入りだった」と、人の数を他と比べたがります。

人数だけに固執して、無理やり動員をかけて会場をいっぱいにしても、陣営の自己満足に過ぎません。

訴えを広く聞いてもらう、政治に関心をもってもらうためには、総数は少なくても初めての人を誘うことが必要です。

 

発信所も、街頭演説の集客の考え方も、私のことを応援してくださる人がさらに新しい支援の輪を広げるということは、

冒頭にも言いましたが、やはり応援してくださる方のモチベーションが必要です。

つまるところ、私自身がどれだけ沢山の人に、心から応援してもらえるか。

私自身の資質を高めることと、そして多くの人に会って話をさせていただく努力を一生懸命しないといけないと強く感じます。

今回の選挙戦を振り返ると、大変ではありましたが、組織を一から作るところからスタートしたということは非常に貴重な体験でした。

意欲的な方に集まっていただき、皆さんの一生懸命な活動で、支援の輪が、1から2、2から4、4から8と大きく広がっていく感触もありました。

今回の戦いで得た様々な体験、財産を次につなげていきたいと思います。