行動なくして
実現なし
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初めての質問

きのう(24日)、文部科学委員会で初めて質問に立った。大阪の桜宮高校で、男子生徒が自殺した問題について、体罰など教育問題について、政府への質疑が行われた。

私は、学校内で暴力トラブルがあった時に、痛ましい取り返しのつかない結果を招く前に、早期発見することが大切だ。そして、教育委員会や警察にゆだねるよりむしろ、学校現場に近いところで解決できるよう、人員の拡充や、教育委員会と警察が普段からの連携・相談をするよう求めた。大事なことは早期発見、そしてなによりも、トラブルが起こる前の平穏な学校生活を取り戻すことだと思う。

そうした思いが文部科学大臣と警察庁審議官にどこまで伝わったのかわからないが、教育委員会や警察が、現場から離れたところで何をいっていても解決にならない。また、捜査や裁判になってしまったら、そちらの結果に焦点があてられ、平穏な学校生活を取り戻すことが忘れられてしまうのではないかと懸念している。もちろん犯罪事実がうかがえるような事案には、厳正な対処が必要であることはいうまでもない。

警察と教育委員会が連携を強化すると、大臣も警察庁も発言をしていたが、重大な結果が起こったあとの連携ではなく、重大な結果を未然に防ぐための連携であって欲しいと強く願う。

私のほかに8人が質問にたったが、主なテーマは

・体罰の定義

・再発防止策

・教育委員会の改革

・橋下市長のよびかけで大阪市教委が桜宮高校の入試を変更したことについてだった。

下村文部科学大臣が、桜宮高校の問題を「明確な体罰であり、あってはならないこと」と明言したことはよかった。また、大臣も義家政務官も「体罰はあってはならない違法行為であり、教師が生徒を懲戒することと明確にわけなければいけない」と発言した。体罰はこれまで、多少のものは指導上やむをえないという雰囲気が社会に蔓延してきたが、こうした風潮を変えるきっかけにしなければならない。

「教育委員会の抜本的な改革が必要だ」という発言が、維新の中田議員(元横浜市長)や大臣、政務官から出たが、教育委員会制度の欠陥は以前から指摘されており、今回の体罰問題で、教育委員会のどこを抜本的にかえなければいけないのかという踏み込んだ議論はなかった。

 

私にとって、きのうは国会での初めての質問だった。原稿の作成は当日の朝4時半までかかった。文部科学省も事前に求めたデータを朝4時にメールで送ってくれるなど、真摯に対応してくれた。また、今年に入ってから、暴力トラブルのあった学校や生徒、保護者の話を直接聞きにいったことも、今回の質問に大きな影響を与えた。これから数えきれないぐらい質問に立つことになるが、1回1回、自分の持っている力を100%出し切りたい。そして、より質の高い議論ができるように精進したい。

 

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