ネット選挙解禁法案   2013 年 4 月 23 日

インターネット選挙を解禁する法案が、衆議院も参議院も全会一致で可決された。7月の参議院選挙からインターネットが使えるようになる。

ごくごく簡単に法案を説明すると、候補者や政党は、これまで禁止されていた選挙期間中(告示〜投票日)まで、ホームページやメールを使って、活動の紹介や投票の呼びかけが可能になる。

有権者はどうかというと、インターネット上では、「〇〇候補を応援しているから、みんなも応援してください。投票してください」などと、特定の候補へ投票を呼びかけることが可能になる。しかし、メールで同じこと、選挙運動と呼ばれる文面を書くことはできない。ここは将来の課題として残った。

選挙運動とはなにか。端的にいうと、特定の候補者への投票を呼びかけることをいう。つまり、私のことを応援してくれている人が、「井出ようせいに投票してください!」と呼びかけることは、インターネット上ではできるが、メールではできない。

ということは、選挙運動でなければ、メールだろうとインターネット上だろうと、なんでも認められている。投票を呼びかけなければよい。たとえば、「井出ようせいは教育に熱心だから応援する」という意見表明は大丈夫。逆に、「井出ようせいは若すぎるから頼りない」と批判するのもよい。

インターネットが選挙期間中使えるようになると、私のような立場からすると、選挙戦中も自分の行動や考え、予定を更新できるので、そこは助かる。しかし、この法案が成立したからといってネットだけで選挙が戦える訳ではない。

選挙の時だけ顔を出したり、握手にきたり、電話をしてくる候補者がいまひとつ信用できないことと同じで、選挙の時だけインターネットをつかったり、メールをたくさん送っても、効果はあまりないだろう。大事なのは、やはり普段からの取り組みだ。先の衆院選で、ある候補者が選挙前、Facebookで選挙区内の人に片っ端から友達申請を送ってつながりを作ろうとしていた。そういう相談が私のところにきた。ネット上でどのような行動をとるのかも、評価の対象になっている。ネットは、電話や会話と違って記録に残る分、候補者の行動が問われることになる。

もう1つ、誹謗中傷が増えるのではないかということが懸念されている。たしかにそうした不安はある。面と向かっていえない陰口の類いが堂々と発信できるのがネットかもしれない。しかし、面と向かってだと照れくさくて言えないような応援メッセージを書き込むことができるのも、ネットの世界ならではだと私は思う。

ネット選挙解禁後の、私の選挙がいつになるかは定かではないが、いまは、ネット対策でスタッフを増やす気も、お金をかける気もない。いままで通りやりながら、その中でどんなことが起こるかを想像し、私なりの対応をしていきたい。金や人をつかって情報を大量に流すことよりも、質の良い情報を発信していきたい。

 

最後に、インターネット選挙解禁法案を散々議論し、委員会で週に4回も質問に立ったから一言述べておきたい。ネットは最終的には前面解禁した方がいい。有権者のみ、投票を呼びかけるメール禁止というのは、選挙の主役をはき違えている。ましてや罰則を設けるなどありえない。ネット上のやりとりにトラブルはつきものだからこそ、すべてをオープンにするべきだ。オープンにした上で、有権者と信頼できる関係を構築するのは、選挙をやる我々の仕事である。

 

 

この記事は 2013 年 4 月 23 日 火曜日 12:22 AM に投稿されました。

コメント / トラックバック 4 件

2013 年 4 月 23 日 6:00 AM
工藤孝一 より:

ネット選挙はあくまでも「今まで以上に中身の濃い選挙ができるようになる」ただのツールであり、改めてその為にお金や人をかける必要は全くなく、
基本候補者が自分で全て発信していかなければ意味がないでしょうね。
当然必要なスキルUPは各自で努力する。

ネットだろうが、今までと同じだろうが、選挙期間中だけ何かするのでは何の意味もなく、ただのパフォーマンスですよね。
日頃から何をしてきたかが一番大切であり、その行為を判断して票を入れるのが本当の選挙だと思う。

2013 年 4 月 26 日 1:58 PM
モダンタイムス より:

久しぶりに、コメントさせていただきます。

7月の参院選、長野でもみんなの党の候補者が出る予定を知り、うれしく思います。

大変失礼ですが、御党の姿勢に意見させて頂きたく思います。

自公に過半数を取らせない、という気持ちは理解できますし、参院選に向けて、というのであれば仕方ない面も感じますが、維新の会との連携には限界があると感じます。

いい悪いは別として、渡辺喜美さんが言う、「維新とみんなは二卵性双生児」だとは感じません。

維新は「強い日本」を目指し、すなわち、自民(業界団体系議員以外の)に近く、みんなは「バランスのとれた日本」を目指し、すなわち、民主(労組系議員以外の)に近く感じます。
そう捉えると、渡辺さんが民主との連携を模索するのは悪くないと思います。
(ただ、輿石さんのような人がいて、難しいとは思いますが。)

いずれにしても、7月の参院選、いい候補者の方が見つかるといいですね。

2013 年 5 月 14 日 9:09 PM
yousei より:

モダンタイムス様

井出ようせいです。ありがとうございます。すばらしい人材が見つかるよう、鋭意頑張ります。

2013 年 5 月 14 日 9:13 PM
yousei より:

工藤様

井出ようせいです。ありがとうございます。普段からの活動、そして活動の中身で評価していただけるよう頑張ります。

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