原点にかえりたい   2013 年 10 月 12 日

ブログ、ごぶさたしてすみません。きのう初めて福島第一原発にいき、重い課題を背負っていることをこの目で確認したとしか、いまは言葉がない。また機会を改めて報告したい。

 

 

さて、おととい、みんなの党の全議員が集まる総会があった。8月以降、みんなの党は、「新党ではなく政党連立、ブロック型の政界再編をすすめる」と渡辺代表が繰り返してきた。これを党として機関決定し、名実とも党方針にしたいというのが、おとといの総会だった。

政界再編は、誰がどう考えても容易ではないが、小党のみんなの党が政策を実現するためには、政界再編が絶対必要ということは共通認識だ。各党連立、ブロック構想で再編を進めることを否定する人もいない。ただ、ブロック、連立だけに再編の手段をしぼらずに、いろんな可能性を柔軟に探るべしという意見も少なからずあった。

 

私はというと、政界再編は相手のあることだし、いつどうなるか分からないから、ブロックでもなんでも柔軟にやるべしと言う考えで、ブロック構想には賛成だ。しかし、ブロック構想を党是として機関決定してこれを打ち出し、政界再編手法を党の目玉方針にすることは嫌だった。なぜかといえば、みんなの党はもともと、行政改革を柱とする政策重視の政党だ。政局好きのマスコミの前で長時間、延々と政策を主張してきたこれまでの代表会見が好きだった。しかし、いまはあまりにも政界再編、ブロック構想が全面に出過ぎている。政局政党のレッテルを貼られかねず、党にとって大きなマイナスだ。ブロック再編構想は、党内で浸透している。否定する人もいない。機関決定をしなくとも、事実上党方針なのだから、ブロック構想をこれ以上宣伝する必要はない。政界再編は、浅尾幹事長や政調会長、国体委員長が中心になって、ふだんから各党と話をしていけばいい。党の顔である代表には、早く政策を語る姿を取り戻していただきたい。

 

また、ブロック構想という言葉が出始めてから、柿沢未途衆議院議員が離党するという、痛恨の事態がおこった。結党メンバーだった柿沢さんを支援してきた、生粋のみんなの党支援者の心が離れた。また、柿沢さんという論客を失った。18人しかいない衆議院議員の1人を失うということは党に取って非常にマイナスだ。このようなことを繰り返すようなことがあってはならない。柿沢さんの離党について、党内国会議員への説明も議論もないまま時間だけが過ぎてしまった。「おかしいことをおかしいといえなければ組織はダメになる」とある人がいっていたが、その通りだと思う。

 

みんなの党は、自由闊達な議論ができる組織であることが、大きな魅力だと思ってきたし、私は、「みんなの党のどこが好きか」と人に聞かれれば、必ずこのことを答えてきた。自由な議論、おかしいことはおかしいと議論しあった上で、最後はまとまる。これが本当の一致結束だと思う。江田憲司前幹事長の更迭、そして柿沢さんの離党後、みんなの党の雰囲気は、事なかれ的になっているのではないか。これは、私自身の反省、自問自答した結論でもある。

 

こうしたことを、総会とそれに先立つ役員会で発言させていただき、「ブロック構想を機関決定することに反対だからこの場にはいたくない」といって、総会を途中で退席した。党の決定には従う。臨時国会の開会も間もなくだ。はやくこの問題に終止符をうって、原発汚染水問題、消費増税、TPP、秘密保護法案など、重要案件を議論できる準備をすすめていきたい。

 

総会の後、心配して私の部屋を訪ねてくれた同僚たちがいた。晩飯にいこうと誘ってくれた人や、電話をくれた人が何人かいた。理路整然とした発言ではなかったし、我ながらかっこのつかない不器用な行動だと思ったが、それを汲み取ってくれた人たちがいたということはうれしかった。

 

 

この記事は 2013 年 10 月 12 日 土曜日 8:57 PM に投稿されました。

コメント / トラックバック 10 件

2013 年 10 月 13 日 10:49 AM
山田 章雄 より:

井出さん!こんにちは、私はどういう過程で貴方とfacebookで友達になれたか分
かりませんが、あなたという人間が好きになりました。薬師寺さんとも同様でfacebookでの交信での結果です。私がみんなの党の支持するところは行政改革で、これは党派を越えてやってもらいたい問題です。私は今67歳の年金生活ですが中学の頃から政治に興味があり、アメリカの2大政党制をずっと羨ましく思っていました。それは共和党と民主党の良い方を選べるからです。私は是是非非派で支持政党はありませんが世論やメディアに流されない信念を持っています。私は自民党の唯一良いところは絶対に分裂しないこと、それが長期政権を維持してきた。逆に自民を出て成功した人いますか?小沢、枡添、みんなの渡辺。私の渡辺代表の印象はガキ大将で聞く耳を持たない我がまま坊主です。渡辺ミッチーの二世で苦労知らずのボンボンです。私が思うには井出さんは本来は自民党の人間です。当面は「泣くまで待とうホトトギス」でじっくりと成り行きを見てから判断してください。

2013 年 10 月 13 日 11:53 PM
小泉秀美 より:

ようせいさんの主張は、当然のことと思います。みんなの党=渡辺さんのものでは、ないです。同じ志しをもったすばらしい政治家の方々が、このままでは民主党の分裂のような方向へ進んでしまいます。みんなの党の同年代の議員のみなさんが、潰されないことが、日本の未来に期待がもてる一歩であると私は、信じてます。

2013 年 10 月 14 日 12:56 AM
クボタ より:

井出さんへ
自分は井出さんをみんなの党の人間だからと言う理由だけで応援している訳ではありません。井出さんのお人柄を知っている支持者の多くの方は同じ考えをお持ちだと思います
だから今回の党内での問題は傍から口を差し挟む様な事とは思いませんでした。
ただ以前、井出さんに渡辺代表のお人柄についてお伺いした時、自分が「二世議員の方でしょうから」と考えていたイメージとは違い「論理派の学者肌で心の大きな方ですよ」とお答え頂いたのを思い出し、
井出さんの今回のブログにもその辺りが垣間見えたので寂しさを感じました。誰にとってもいい事は無く、選挙等見据えて考えた時、他党のみが喜ぶ様な事であるならば早く解決して頂きたい。そんな思いです。

2013 年 10 月 14 日 6:23 PM
坂城町 浅川 より:

何かわかりませんが? 井出さんに期待しています。政党には関心はありません。
現在63歳、高度成長期のど真ん中、団塊世代の一員として、今日まで生きています、明治維新後の民主主義はNHK大河ドラマ 坂本竜馬・八重の桜からもまだ日本の民主主義は幼児期にしかすぎないのでは・・・欧州・米国から学ぶ時代から、日本における民主主義を見つける時代では、なにかおかしい、為替変動・ネット社会に振り回される現代に違和感を感じます。
 私は、地元の先生と羽田雄一郎先生に、まず東信地区の活性化をお願いしたい、期待しています

2013 年 10 月 14 日 7:28 PM
まるさん より:

井出庸生 様

ご無沙汰いたしております。
日々ご活躍のご様子、頼もしく思っております。

さて、みんなの党 の昨今の懸案についてですが、
非常に寂しい思いで見ております。
みんなの党は政策政党であり、理念政党です。
選挙目的の寄せ集めでないところが魅力です。
政策の方向性は同じ方向を向いているのに、
「政界再編へのアプローチ」の一点で、
ほぼ同じことを言っているのに、言い方の違いで
渡辺代表側とと江田前幹事長側に別れてしまっているのは
残念という他ありません。
また、自由な議論が封じられる雰囲気は
組織が崩れていくときの象徴です。
これはなんとしても取り戻していただきたい。
我々は外から見ていることしかできませんが、
井出さんには中で主張すべきことは主張し、
この事態を打破し、立て直していただきたい。

次に、この問題の元になった政界再編についてですが、
渡辺代表の言う「政党連立ブロック型の政界再編」というのは
民主党の辿った道を思い起こしてしまいますね。
だたし、江田前幹事長の動きも、ただ選挙制度に合わせて
大きくなろうとしているだけに見えてしまいます。
どちらももっと冷静になって、
みんなの党結党時の理念を思い起こして欲しい。
政界再編は手段であって目的ではない。
行革を進めるのに最良の手段を模索して欲しい。

小党であるみんなの党が政策を実現するには、
もう少し自前で大きくなってキャスティングボードを握り
是々非々で政権と交渉して実績を積むべきなのではないかと思います。
大きくなるために政策を置いて他党と妥協して連立を組んでしまったら、
それはもうみんなの党ではなくなってしまう。
「小異を捨てて(残して)大同につく」をしてしまっては
駄目だと思いますよ。

現在の状態は十数年前の 新党さきがけ 分裂を思い出します。
「政策を基にした個人の結集」を標榜した鳩山氏だったが、
進んでみたらしがらみを抱えた理念なき人達がごっそり集まり、
逆に政策・理念で一致していた さきがけ は分裂してしまった。
あれを繰り返してはいけない。

現行選挙制度では小党は非常に不利なので、
こういう流れになってしまっているのでしょうが、
まだ我慢の時期だと思います。
今は衆参安定与党の政権で手の打ちようがありませんが
地道に政策を練り、訴え、次回選挙でキャスティングボードを握り、
より民意を反映する選挙制度への改正を進めた上で
政界再編をすべきではないでしょうか。

井出さんのご活躍を期待しております。

別件ですが、長野市長選について井出さんが
コメントされているのを聞いた記憶がないのですが、
特にコメントしないんですか?

2013 年 10 月 15 日 12:19 AM
yousei より:

まるさん様

井出ようせいです。いつもありがとうございます。客観的で、冷静なご意見、本当にありがとうございます。今後のことを考える上で、おおいに参考にさせていただきます。
長野市長選は、中立静観がいまのところのスタンスですが、少なからずご縁のある方も立候補されるとのことなので、機会があれば、発信をしていきたいと思います。

井出ようせい

2013 年 10 月 15 日 12:20 AM
yousei より:

浅川様

井出ようせいです。ありがとうございます。現代への違和感、共感するところがあります。今後ともよろしくお願いいたします。

井出ようせい

2013 年 10 月 15 日 12:22 AM
yousei より:

クボタ様

井出ようせいです。いつもありがとうございます。ご心配ありがとうございます。頑張ります!

井出ようせい

2013 年 10 月 15 日 12:23 AM
yousei より:

小泉様

井出ようせいです。ありがとうございます。私はともかく、党内には若い素晴らしい人材がたくさんいるので、そうした人たちと未来が切り開けるように、頑張ります。

井出ようせい

2013 年 10 月 15 日 12:25 AM
yousei より:

山田さま

井出ようせいです。ありがとうございます。また、Facebookでもいつもありがとうございます。ご心配いただき心より感謝申し上げます。頑張ります!

井出ようせい

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