選挙結果を受けて   2017 年 10 月 23 日

衆議院議員選挙、長野3区は開票が終了したようです。

127542票。大変重い票をいただきました。

大変厳しいご意見をいただく中での選挙戦。

私自身、苦渋の決断を自分に言い聞かせるような気持ちの中で選挙戦となり、「元気がない」と叱咤を多数いただくなど、支えてくださる方にご心配をおかけし、それでも、多くの方に背中を押していただいて、逆風から抜け出すことができました。

支えてくださった皆様、

様々な思いがありながら、それでも信じてくださった全ての皆様がもたらしてくださった当選です。

心より感謝申し上げます。

選挙戦でいただいた厳しい声を始め、すべての思いを背負って、より強く、重い覚悟で、国政に臨んでまいります。


台風が大変心配な状況の中、投開票はじめ、選挙業務、災害警戒に当たられている皆様にも、心より感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

憲法改正と安保法制   2017 年 10 月 9 日

去年11月、憲法公布70年の節目に、信濃毎日新聞が、県内の全国会議員にアンケート調査を行なった。質問の中心は、「憲法改正の必要性はあるか」「憲法9条改正の必要性はあるか」というものだった。

9条改正の是非については、私以外の国会議員は与野党全て、「必要ない」か、「どちらとも言えない」という答えだった。私だけが、「改正の必要がある」と回答し、周辺から心配された。

他の議員の多くは、自由記述欄に「自衛隊を認めることは必要だ」と書き、また、「集団的自衛権は認めない」との意見もあった。私も、自由記述欄で他の議員と同じように「自衛隊を認める必要がある」ことと、「集団的自衛権を憲法で認めない」ことの2つが重要であると答えた。

昨日(10月8日)の信毎にも、私の9条についての考えが短く書かれているが、私は、9条も9条以外の条文も、議論はどんどんやればいいと思う。しかし、私が憲法改正を一方的に進める気はない。憲法は、国民が最終的に国民投票で決めるものだからだ。

「臨時国会を開く義務に期限を設けるべきだ」とか、「解散権の制約」とか、「環境権」とか、「知る権利」とか、憲法改正の論点は9条以外にもある。これらのことについても、大方の国民が合意すれば、国会内も全会一致なら、やっていいと思うが、良いと思うものを憲法にどんどん書けば良いかというと、そうでもないと思う。例えば、「知る権利」を憲法で書いたら、「個人情報の保護」や、「忘れられる権利」はどうなってしまうのか。仮に書くとしたら、その条文は、非常に難しいだろう。

憲法は、どこの党の誰が政権を取っても、その時の権力を縛らなければいけない不可欠なものが記載されている。例えば、「犯罪被害者の人権」について、日本国憲法には全く書いていないが、犯罪加害者については、「捜索は令状を取ってからやれ」とか「拷問をするな」という趣旨のことが書いてある。これは、犯罪被害者の人権を軽視しているのではなく、犯罪被害者の人権を守ることは言わずもがな、当然のことで、どこの誰が権力者であっても、加害者への拷問などは絶対やってはいけないということで明記されていると理解している。犯罪被害者の人権を憲法上明記しようという議論もかつてあったが、犯罪被害者を支援する法整備が進み、警察の被害者対策も充実してきたので、最近の憲法改正議論では、出てこなくなっている。

戦後の憲法改正議論の中心は9条だと思う。

9条があるから戦後の平和な日本、紛争と一線を画す日本があった。しかし、その一方で、9条の条文は変わらないのに、集団的自衛権も憲法解釈で認められるというように、政治の意向で解釈がどんどん進んでいった。

私は、「自衛隊は合憲」「自衛権がある」「専守防衛に徹する」ことは、大方の国民の理解が得られていると思う。だから、もし、9条を変えたいという声が大勢だというのなら、この3つを明記する議論は、しても良いと思う。自衛隊を憲法に明記することは、7年前の、最初の選挙から、新聞アンケートに答えてきた。それは、私が記者時代に自衛隊の人たちと取材や付き合いがあり、色々思うところがあったからだ。

集団的自衛権については、一昨年国民の意見が真っ二つに割れた。また、長年政府も「集団的自衛権は憲法上認められない」といってきたのだから、一内閣が解釈を変えたからといって、集団的自衛権は、憲法に盛り込むべきではない。

もし、9条を変えたいと大方の国民がいうのであれば、私はこれまで縷々書いてきたような「歯止めをかける9条」を意見としたい。

なぜ、昨年11月の信毎アンケートに、他の議員が選択肢をぼかす中で、私一人踏み込んだのかというと、昨年夏の参議院選挙以降、憲法改正の現実味が出てきたからである。憲法改正がどのような方向になるか全くわからないが、少なくとも私の考えは明示しておくべきだと思い、答えた。

また、集団的自衛権については、日本の周辺で有事があった際のことを、憲法ではなく法律で考えておくべきで、その点で、政府の安保法制は集団的自衛権の範囲が広いので、見直しが必要だと考えている。日本周辺の、集団的自衛権を法整備することは、現実的に必要だと思うし、そういう議論を一昨年して、対案を提出した。

「踏み絵」には、「憲法改正を支持し、憲法改正議論を幅広く進めること」と書いてあったが、議論は幅広くやれば良い。また、「現行の安保法制については、憲法に則り適切に運用する。その上で不断の見直しを行い、現実的な安全保障政策を支持する」とも書いてあったが、見直すことも良い。

大事なことなので繰り返すが、憲法改正の議論は大いにけっこうだし、そうであれば、考えは示す必要があるだろう。しかし、憲法は国民が決めるものなので、政治家や政党がトップダウンに進めるものではない。

国政報告会やミニ集会で昔から話してきた内容だが、この際、改めて明確にしておく。

しんまい 憲法

総選挙に臨むにあたり   2017 年 10 月 5 日

この度の総選挙、私は、「希望の党」の一員として選挙戦に臨むことにいたしました。

9月28日に衆議院が解散し、同日、「民進党は公認候補者を出さず、希望の党に合流すること」を決めてから、これまで多くの方にご心配いただき、心より感謝申し上げます。

「希望か、無所属か」の2択で熟慮してきたことは、先週末の国政報告会でお伝えした通りです。そんな中、10月2日未明、「希望の党の第一次公認候補に内定したので、改めて意向を確認したい」との連絡をいただき、それから改めて、考え抜きました。

希望の党に入れば、「選挙目当ての駆け込み」との厳しい批判や、党の将来を疑問視する声が多いことは承知しています。一方で、この度の第一次公認で、民進党出身者も一定数参画することが決まりました。政権交代を目指す大きな野党再編とともに、私にとっても、志を同じくする仲間と活動できる環境は整ったのではないかと思います。

一方、無所属という選択肢は、当選後の活動が見通せない現実があります。これまで数多く立ってきた国会質問の機会を失うだけでなく、これまで共に活動してきた仲間とも一線を画することになり、政局の中で存在感を示すことも、物言うこともままなりません。

熟慮している最中に、ある支援者からいただいた言葉ですが、私の活動は、私、一人の力でできているわけではありません。私を信じて下さる方々との信頼に支えられています。無所属で孤軍奮闘、応援してくださる方々との強い絆で燃えるような選挙を勝ち抜くことができても、その後の活動が全くなしというのでは、この5年間心がけてきた「国会でも地元でも」という活動を応援してくださった皆様にお見せすることができません。また、これまで、ともに活動してきた仲間との関係を私の一存で断つことも、独りよがりではないかと思うに至りました。

民進党が事実上の解党を決定した先月28日の常任幹事会の後、私は、岡田克也さんに「どうして発言をしないのか。これで良いのか」と詰め寄りました。岡田克也さんは「前原とは十分に話したんだ。一人でも多くの民進党議員を残したいという前原の気持ちもわかる。私は私の考えがあるが、井出ちゃんは(希望に)行った方が良い」との言葉をいただきました。胸の張り裂ける思いでしたが、今回の混沌の中で、重く響いた言葉でした。

希望の党が、自民党の補完勢力ではないかという疑念や、短命に終わるのではないかという疑念があることは事実です。しかし、私が、政治を志した時から訴えてまいりました、「増税の前の行政改革」、「脱原発の確かな前進」などを訴えるだけでなく、「近くは現実的に、遠くは抑制的に」に基づく安全保障政策、そして、憲法議論でも、これまでのように国会でも党内でも、物言う議員でありたいと強く思います。

希望の党を、自民党に対案を示すことができる2大政党の1つにするため、私のできることをがむしゃらに取り組みます。

10月10日の公示まで、残り一週間となりました。厳しい選挙戦に突入いたします。皆様のご指導ご鞭撻賜りますよう、お願い申し上げます。

平成29年10月3日 井出庸生

(写真は1日の国政報告会の様子を報じた東信ジャーナル)

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解散前日   2017 年 9 月 27 日

党について様々な報道され、「どうなるの?」「どうするの?」などの問い合わせが止まらず、休まる時がない。

報道や、私なりに色々な人と話してみても、確定的なことは分からず、明日、また違う報道があるかもしれない。

まずは、執行部に説明を求めたい。

きょうも修学旅行が2校、東御と臼田から。明日の上田西が今期最後。選挙中の予約は断ることになり大変残念。今期も、子どもから元気をたくさんもらい、感謝。

国会喫茶店のお気に入りカレーも、解散前はおそらく最後。店の女性が「先生、頑張ってよ!親戚に電話しといたからね!そこからまた広がるからね!」思わぬ支援者登場に感謝。

新聞社から、この3年間の任期中の、質問や議員立法数について取材を受ける。

3年間、本会議や委員会の質問は100回を超え、議員立法数も多いとのこと。

重要法案審議をいくつか担当したことや、急な質問も断らず、普段からストックしていた問題意識をぶつけてきたからだと思う。

それにしても、「一日に、2つの委員会でのダブル質問が何回もあった。大変だったのでは?」と言われると、やれる自信がなければ引き受けないので夢中でやりきったが、振り返ると大変だったような気もする。

明日、解散。

党が混沌とした中での解散となるが、今期以上に働くことができるよう、また、国会に戻ってきたい。

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授業は17時40分から20時40分までの4コマ。そのあと30分だけ、部活があるという。

食堂には、美術部の作品も。

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定時制の生徒は、夕方、5時から5時半の間、授業前に、食堂で弁当が食べられるようになっているが、いま、弁当を注文している生徒は、一割程度。年間38000円の負担が重いという家庭が多いという。

学校経費は、月額2000円の負担金が最低限だが、全日制の生徒と比べると、家庭の経済事情の芳しくない生徒が多いという。

 

毎年卒業式は校舎の食堂で。

10数人の生徒が一人ずつ、先生や保護者に感謝の言葉を述べる機会があり、涙なしには語れない式だと、校長がしみじみと話してくれた。

生徒も親も先生も、様々な事情を共有しながら前向きに頑張ってくれば、卒業式の感慨がひとしおなのは想像に難くない。一度行ってみたい。

卒業式を迎えることなく退学してしまったり、卒業しても就職が決まらなかったり、多難な生徒も少なくない。

私のまわりには、尊敬する大先輩や同年代で、南高定時制卒業生が何人かいる。先日の発表会の生徒もみな頑張っていた。

人それぞれ、かかる時間やペース、環境はちがっても、「定時制に行ってよかった」と思える時が来るし、そうなるための環境作りをするのが、行政や政治の役目。

(2016.09.24 FBより転載)

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井出ようせいブログシリーズ 被災地をみて