言葉 2010 年 7 月 23 日
以前ホームページの中で、
松本市の方から、「ホームページが、他の候補よりも
自分の言葉にこだわって書いてある」と評価していただいたことを紹介しました。
言葉はすごく大切だと感じています。
きょうお会いした御代田町の人は
「ようせい君は井出家ということで応援しようかと思っていたけど、
タウンミーティングの演説が気に入って
本気で応援したよ」といってくれました。
その方は、お知り合いに私を宣伝する中で
お知り合いから、
「政見放送が良かったから応援する」と言ってもらったという話もしてくれました。
短い選挙戦の中で、
自分の言葉で話すことにこだわってきたことは前にも触れました。
短期決戦がゆえに自分で考えるしかないという状況に置かれたことも、
今となってはよかったと思っています。
一方で印刷物の中身ももっとこだわった方がよかったなど反省も多いです。
拙いですが、これからも自分の言葉を大切にしていきます。
いま読んでいる
「言語学者が政治家を丸裸にする 東照二 文藝春秋」という本には、
「『政治的ななだれを起こすのは、書かれたことばではなく、
話されることばの魔力だけだ』という格言を残した指導者さえいる」とも
書かれています。
ブログは書き言葉ですが、印刷物より話言葉に近いので
自分の発信力を磨きたいという想いから更新に力を入れています。
演説もそうですが、観ていただいた人からの反響が財産ですので
今後ともよろしくお願いいたします。
プロ野球 2010 年 7 月 23 日
こんばんは。
さっきまで、テレビでプロ野球のオールスターゲーム第一戦がやっていました。
久しぶりにプロ野球をゆっくり観ました。
私の、32歳という年齢は政治へ挑戦する者としては
まだまだかなり若い部類かと思います。
しかし、プロ野球の世界では32歳はベテランです。
30歳を過ぎた時に、私が好きな楽天イーグルスの選手名鑑をみて、
半数の選手が自分より年下だったことに驚いた記憶があります。
プロ野球はこの20年で大きく変化をしています。
私が高校生の時に、野茂英雄さんがメジャーリーグに行き
今では多くの選手が、選手として一番いい若い時に
メジャーに挑戦するようになりつつあります。
また、FAによる国内での球団移籍や、
昔は時に否定的にとらえられたトレードも、
新たな挑戦の機会として定着しているように見えます。
30歳を過ぎてから、同世代、または若い選手が、
リスクを冒して新しい目標に挑戦する、
自らの可能性にかける姿に刺激を受けてきました。
私の野球経験からは想像もつかない
高い技術に魅了されることはもちろんですが、
私が今もプロ野球が大好きなのは、
各選手の人生観、挑戦者としての姿勢が伝わってくるからです。
同世代で挑戦を続けるプロ野球選手に敬意を表しつつ
自分も負けたくないと、自らを鼓舞しています。
選挙を考える3~組織・中~ 2010 年 7 月 23 日
私が必要と思う選挙の組織とはどういうものか。これまでの組織にも触れながら考えてみましょう。
私の祖父と伯父の選挙を支えた人に話を聞くと、
伯父のころには、東信地区を中心とした衆院長野旧2区のなかに
100をゆうに超える連絡所があったそうです。
そして後援会に入っていた人の数は、私の10倍。
衆議院が解散されると、各連絡所に選挙の準備に入る連絡が回り、
各連絡所から地域の人に連絡が行く。
そしてポスターを張る割り振りを決めたり、
街頭演説があればその地域ごとに人がきちんと集まる。
というような選挙戦をしていたようです。
当然、選挙期間中は電話作戦もしたようです。
それは私がNHK時代にみてきた自民党の選挙と重なります。
自民党系の県会議員が、そして市町村の議員がそれぞれの地域の責任をもつ。
地域とは、区長をはじめとした密着した関係を築いています。
経済界も単に業界団体だけではありません。町の商工会など、業界を横断的にまとめる団体も組織に入ります。
こうした強固な地盤が長期政権の支えとなったことはいうまでもありません。
また、戦後の日本の支えとなったことは高く評価されるべきでしょう。
自民党と別に、公明党はもっと純度の高い組織を作っています。
公明党の組織は宗教的な背景があると批判されることが多いですが
福祉の政党を掲げて活動し、多くの支持者が純粋に活動をしている点は良いことだと、長い間取材をして感じました。
今回、私に投票をしてくれた18万3949人の方は、私の察するところをおおざっぱに言うと
①祖父、伯父の代から応援していくれている人
②みんなの党の支持者
③若い世代に政治を担って欲しいと思っている人
だったと思います。
私について「組織が機能した」と評されるのは、①の祖父、伯父の代から応援してくれた方がいたことです。
県内を回っていると
「祖父に世話になった」、「祖父のころから何十年も応援している」という言葉を何度もかけていただきました。
投票をしてくれた人、投票を周りに呼び掛けてくれた人、そして選対を手伝ってくれた人など様々な形で応援をしていただきました。
今回のポイントは、そうした人たちが自主的に行動してくれたことに尽きます。
祖父、伯父の後援会も全くない状態で、動員されることなく自ら行動してくれたのです。
地元・東信では、地元の声を国政に届ける人が必要だという気持ちを私に託して下さった方もたくさんいます。
東京から突然やってきた私にこうした気持ちを託していただけたことは本当にありがたかったし、ご期待に添えるよう頑張りたいと身の引き締まる思いです。
つまり今回は組織があったのではなく、
自然発生的に盛り上がった機運が、組織の機能に代わる大きなうねりを起こしたと考えられます。
もちろん、本当に組織化ができればもっとやれることがあったかもしれません。
選挙を考える~組織・上~で「組織ができなかった」と表現したのはこういうことです。
今回は敗れましたが、こうしたうねりがおこったことは、私の大きな財産となりました。
これだけの大きな力をいただきながら勝てなかったことは、
私自身の資質の問題で大変申し訳なく思っています。
いつかまた挑戦する時がきたら、今回いただいた皆様のお力を、必勝に至る太いベクトルにしていきたいと考えています。
次の、「選挙を考える~組織・下~」では、私が作ってみたい選挙の組織について考えます。
選挙を考える3~組織・上~ 2010 年 7 月 23 日
今回の選挙戦、私は「組織がない候補」といわれ、一方で「祖父・伯父のかつての組織が機能した」など、さまざまな見方、報道をされました。
私自身の考えを言いますと、組織のないところから始まり、最後は、「組織はできなかった」というのが正確かなと思いました。
支援の輪は急速に広まりましたが、組織化できなかった。
「組織」という言葉は選挙に強いイメージで使われますが、
一方で「草の根」などという言葉の対極としてマイナスイメージで語られることも少なくありません。
しがらみに縛られた候補者というようなイメージを想起させることもよくあります。
また、「組織票を固める」、「@@候補は△△党の支持者の何割の票をまとめた」
という言葉もよく選挙報道で使われます。
こうした表現から、組織は身内、関係者を固めるためのものというイメージもたれています。
しかし、私は選挙を戦ってみて、組織は必要だと感じました。
特に今回の選挙のように、私のことをまったく知らない人を取り込んでいく、
「新規開拓型」、外に打って出る活動を組織をあげてできれば、多くの有権者を選挙に引き込むことができると考えます。
(選挙を考える3~組織・中~に続く)
知事選を見て 2010 年 7 月 23 日
こんばんは。
選挙の収支報告書の提出日が近くなっていて、
ブログの更新、日付が変わってしまいました。
きょう(きのう)は所用で長野市内を回っていました。
朝、駅前で知事選の立候補者の2陣営が街頭演説をしていました。
他人の選挙は記者の時にたくさん見たのですが、
自分が選挙をしたあとでみると、また違う印象です。
2つの陣営とも、差はありますが関係者がたくさん集まって、
応援の弁士がたくさんいて、あらためて組織のバックアップというものが
よくわかりました。
私の遊説隊のスタッフは、ほかの陣営に比べると若い人が多いと
選挙中に記者の人からよく言われましたが、
きょうの2陣営をみるとなるほどなと思いました。
私の遊説メンバーは、素人も多かったですが
一人ひとりが意欲的に頑張ってくれました。
意欲的な素人集団で選挙に勝つにはどうしたらよいのか。
というわけで、選挙を考える3~組織~をいまから書きます。