節電のため今年から、「スーパークールビズ」なるものが始まった。霞ヶ関でアロハシャツを着た寒そうな男性が何度もテレビで報道されていた。クールビスが始まった数年前から思っていたことだが、服装はもっと自由でいいと思う。クールビズやスーパークールビスが、服装の自由化につながってくれれば嬉しいのだが。

クールビスが始まったときにものすごい抵抗感を感じた。寒さは日によって違うし、その場にふさわしいと思う服装を個人個人が選択するべきだと思った。そんな訳でクールビスが始まってからも私は、ここぞと自分が思うときはネクタイやスーツを着用していた。しかし、なかなかそうはいかない。取材で行く先々で、「きょうはノーネクタイでお願いします」と、ネクタイを外さないとその場に入ることも許されないようなところもあった。自由からは程遠い。

どうして服装の自由がないのだろうか。子どものころに制服を着るせいだろうか。「みんなが同じじゃないといけない」という精神が、たかが服装で蔓延していることが残念だ。TPOは大事だが、個人個人がその場にふさわしいと思う恰好をすればいいと思う。自由の方が個人のセンス、工夫が問われるので、その人の人柄が表れていいと思う。

クールビズはたしか、「涼しい」とか「カッコイイ」の「cool」と「ビジネス」の「ビズ」を合わせた造語だったと思う。要は、冷房や暖房をできるだけ使わないことに個人個人が我慢できればいいだけの話だ。

この際、フリー(free)ビズを提案したい。フリービズでいこう!

スピード   2011 年 6 月 1 日

菅内閣にたいする不信任決議案は、きょうの党首討論後に出されるとの報道が盛んにされている。

この大詰めの段階で見えてきたことは、国民は、震災に対しもっと迅速な復興を求めていることである。不信任決議案をめぐるこれまでの流れの中で、スピード復興を求める声は確固たるものとなった。菅政権が続くのか交代するのか分からないが、不信任決議案採決後の政権の最大の課題ははっきりした。

きのうの国会で、政府の原子力災害現地対策本部で本部長を務める池田元久経済産業副大臣が体調不良を理由に入院し、10日以上も「現地指揮官」の不在が続いていることが明らかになった。震災からまだ3カ月もたっていないのにこの形骸化ぶりは何なのだろうか。スピード復興を進めるには、被災現場に強い発信力がなければならない。

みんなの党は昨日、参議院に党独自の復興基本法案を提出した。権限や財源をもたせた東日本復興院を被災地(仙台)に設置して、必要な対策を速やかにやろうとするものだ。当面の復興財源については、国や独立行政法人の資産をあてるべきで、議論に時間のかかる増税の前にやるべき処方箋を示している。江田憲司幹事長は野党の党首クラスもどんどん復興協議に入れるべきだと繰り返している。

そんな江田幹事長が定例記者で最近「マスコミの皆さんには報道してもらえないが…」と口癖のように言っている。メディア側からすれば、小さな政党の言うことを大きく取り上げることはできないのだろう。みんなの党は引き続き我慢のしどころである。みんなが「そうだ!」と思うことを一貫して訴えていけば、いつか大きな理解が得られると思う。近道はなくても地道が一番大事だ。

井出ようせいブログシリーズ 被災地をみて