公立が大事   2011 年 6 月 16 日

ここ数年、公立の中高一貫校が各地で増えている。

長野県でも来春から屋代高校が中高一貫になり、

今年度中に初めての「適性検査」が行われる。

なぜ「適性検査」というのかはわからないが、

おそらく、「入試」よりせめて名前だけでも

競争性を薄めようとしているのだろう。

したがって受験のことを、適性検査を受ける「受検」というらしい。

時代は変わった。

 

全国どこでも、ほとんどの公立はいま、進学実績が評価基準になっている。

長野県だと長野高校、松本深志高校などが上位に位置づけられている。

さて、屋代高校は県内の高校勢力図に新風を巻き込むか。

私は進学実績も大切な指標の1つだと思うが

それがすべてではいけないと思っている。

公立学校の多様化、活性化は地域を守ることにつながる。

地域に人を呼ぶのには雇用が大事といわれているが教育も重要だ。

「長野県の公立はいいらしい」とか「ちょっと違うぞ」となれば

子育てを長野県でしようという人が

集まるのは目に見えている。

進学実績に長けた学校、音楽やスポーツに優れた学校、

国語に力を入れる学校など個々に魅力ある学校を

信州にたくさん作りたい。 

その担い手が公立であるべきと考えるのは

授業料が全国ほぼ同じで安いからだ。

さて、このアイデアは

知事にお願いしたら良いのか、教育委員会にお願いしたらよいのか分からない。

きっとどちらに持ち込んでも今は

「いいアイデアですね」で終わってしまいそうだ。

得意分野をもつ公立校を増やすには

教育をもっと自由にできるようにしないといけない。

まずは教育委員会のあり方を変えることになるだろう。

そうなると法律の改正が必要だから、やはり国会だ。

井出ようせいブログシリーズ 被災地をみて