前に進まない政治 2011 年 6 月 27 日
内閣改造がきょう行われた。夜には菅総理の記者会見もあった。
2次補正予算と、再生エネルギー法案、公債特例法案の成立が
菅総理のいう「一定のめど」ということは明らかになった。
しかし、
自民党からの引き抜きで自民党の態度が硬化するのは当然で、
国会運営が難しくなるのは確実だ。
一体どうやって国をあげて復興に取り組むつもりなのか。
一体どうやって「若い世代に責任を引き継ぐ」つもりなのか。
6月2日の不信任決議案をめぐる動き以降、
政治は全く前に進んでいない。
被災地報道が減ってきた 2011 年 6 月 27 日
きのうもきょうも、新聞の1面には被災地の現状を伝える記事がない
(信濃毎日新聞)。
福島の原発はいまどういう状況なのか。
がれきの処理はどの程度進んだのか。
仮設住宅への移動は進んでいるのか。
被災地の暑さ対策、衛生対策は大丈夫なのか。
もっと現地の状況を日々伝えてほしい。
今後のエネルギー政策や、今年の暑さ対策、節電、
菅政権後をにらんだ政局など大切な話は多いが
被災地の現状をもっと報じ続けないと、
復旧への関心が薄れていってしまうようで不安でならない。