92歳の問いかけ   2011 年 10 月 12 日

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チラシ大作戦から帰宅したら一通のハガキが来ていた。

数日前に回った小海町の男性からだった。

男性は92歳。

私がチラシを配りに行ったときは不在だった。

ポストにあったチラシを読んでハガキを書いたという。

ハガキには、

「去年の参院選は私に投票した」と書いてあった。

しかし、震災を経て、次回の選挙では

「原発に反対し、行動している人に投票したい」と

書かれている。

震災をみて、これまで行動してこなかった自分を「責めている」という。

 

今から返事を書こうと思っている。

原発は賞賛されるべきものでは決してなく

必要悪、つまり「やむをえず」存在するものであることが

今回の震災で明確になった。

私たちの望むのは

できることならば原発に頼らない社会だ。

最終的に原発に頼らない社会を目指すべきだと私は思う。

しかし急転換は難しい。

現に原発が止まっているために

火力発電の燃料輸入がかさみ、貿易収支が悪化している。

急転換が難しい中、リスクを承知で

原発を当面、継続できるかどうかが焦点だ。

原発がある地元の同意は

これまで以上にしっかりしたものでなくてはならない。

市町村長や議会だけの判断で決められるとは思えない。

原発立地地域の首長や議員は、

震災前の選挙で当選している人がほとんどなので

改めて民意を問う必要がある。

となると、住民投票が必要になってくるが、

そうすると結論はおのずと見えてくるように思う。

 

92歳の男性が、

ポストに入っていたチラシをみてしてくれた

問題提起に真摯に向き合っていきたい。

 

ありがとうございました。

井出ようせいブログシリーズ 被災地をみて