簡単には治らない「緩み」   2011 年 12 月 8 日

野党にはニュースバリューがないということかもしれないが、

自民党が、衆議院所管の土地を、議員駐車場としてタダで使っていた問題は

「ふーん」と聞き流せるような問題ではない。

 

「国有地は約1320平方メートルで、

本来年3500万円程度の賃料が必要とされる」という。

長年政権政党にいたがゆえ、

衆議院となあなあの関係になって無償で使ってきたのだろう。

使い始める時に自民党が毅然とけじめをつけるべきだった。

万年与党の「緩み」を如実に物語っている。

 

そして、さらに耳を疑ったのは、

石原幹事長が11月1日の記者会見で

「衆院側が使用を認めている。問題ない」と話したことだ。

これまでの経緯を反省し、無償利用を即時中止するのが筋ではないか。

問題が発覚してもなお開き直るところに、

「緩み」の根深さを感じる。

 

野党に転落して2年余り。

一から出直していれば

迷走する民主党に対してもっと優位に立てたはずだ。

しみついてしまった「緩み」は簡単には治らないようだ。

 

自民党も、土地を所管する衆議院も、早く決着をつけてほしい。

小さなニュースでも

自民党にとって大きな問題だと思って注視している。

 

(参考:12月5日読売新聞)

井出ようせいブログシリーズ 被災地をみて