成人の日に思うこと   2013 年 1 月 14 日

私が成人式を迎えた15年前は、たしか都内でも大雪だった記憶がある。私は成人式に行かなかった。雪のせいではない。大学受験に失敗を重ね、当時浪人2年目、センター試験を間近に控えていた。成人式に行く気持ちにはなれなかった。毎年成人の日を迎えると思い出す、ちょっとさびしい思い出だ。

ところで、今年の成人式は、各市町村に祝電を送ることになった。国会議員や地方議員は成人式に出席したり、祝電を送ったりすることは知っていたが、いざ、自分がその立場になってみると各市町村の式の日程も全く知らず、苦労している。とはいえ前途有望な若者の節目をお祝いしたいので、可能な限り祝電を送らせていただくことにした。

祝電のメッセージには、私が浪人中で式に出なかったことにふれて次のように書いた。

「新成人の皆さん、おめでとうございます。人生の節目の日を、同級生や多くの仲間と迎えられたこと、心よりお慶び申し上げます。さて、私が成人式のときは、当時、大学受験に何度も失敗し、浪人2年目だったので、式典には参加できませんでした。昨年12月の総選挙で国会議員となりましたが、それまでの3年間、無職で多くの人に支えられながら、浪人生活を過ごしてきました。35歳の私ですが、このうち5年間が浪人生活でした。前途有望な皆さんは、これから自分のやりたいことに挑戦する時がやってきます。また、すでに挑戦を始めている方もいると思います。夢や目標に挑戦する時は、必ず苦しい時期があります。苦しい時間が長いこともあります。でも、辛い時こそ、自分が磨かれる時だと思います。また、ここに集まった多くの仲間が、皆さんを支えてくれるはずです。自分を信じて、臆せず前向きに挑戦を続けてください。皆さんの今後のご活躍とご多幸を心よりお祈り申し上げます」

立派な祝電を送れるような器ではない。しかし、私なりに、新成人に思いを込めて、考えるところを書かせていただいた。どこの成人式にも多くの祝電がくると思うが、この風変わりなメッセージが、たった1人の新成人でもいいから、若者の心に届いてくれたら嬉しい限りだ。

団体と政治家   2013 年 1 月 10 日

代議士になって、いろいろな団体の会合によばれることが急に増えてきた。各団体の会合に出席するたびに、その団体が政治とどういう距離をとっているかを感じる。大雑把にいうと、長い間自民党が様々な団体と関係をつくってきて、例えば、いろんな団体内に「政治連盟」ができたのだと思う。

民主党の政権交代が残念ながら成果をあげることができず、再び自民党政権にもどったが、団体と自民党の関係が元にもどったかというとちょっと違う気がする。ある団体の方が先日、「昨年の衆院選の結果は、自民党への期待ではなく民主党政権への失望によるものだ」と、増えた自民党議員の前で発言していた。団体側の政治を見る目も、厳しくなっている。だから自民党には、政権に返り咲いても笑顔を振りまいている余裕はないはずだが、現実はそうでもない。

私も含めた非自民党議員にとって、こうした団体との集まりが、居心地が悪いかというと、人それぞれだろう。早々に席を立つ人もいる。私の場合は、時間の許す限り、そこにいる多くの人と話すようにしている。もともと団体は、それぞれの立場から社会をよくしようと、そのために政党と政策の一致をみたいのである。非自民だからといって引く必要は全くない。

私は、団体の推薦はあまりいただかなかったが、団体に所属する多くの人から応援をいただいた。「心の中はようせいさんだよ」とか「俺はようせいをやる!」というありがたい声をたくさんいただいてきた。きょうは、ある団体の会合で、こうしたありがたい声に感謝を込めてスピーチをさせていただいた。ハッキリしたメッセージを発信すれば、必ず通じる人がいるし、そういう人が増えれば、モノゴトは動いていく。もっと大きなうねりを起せるようにコツコツ頑張る。

メッセージが大事だ   2013 年 1 月 4 日

きょう会った人の中に、 「誰に投票しようか迷ったんだけど、ようせい君にしたよ」と言ってくれた人がいた。

その人は、選挙戦終盤にあった候補者の合同演説会にきていて、別の候補者が、 「議員定数の削減や歳費カットは、自分たちじゃ決められないから、第3者委員会に決めてもらうのがいい」と言った言葉がひっかかったらしい。

私もこの発言は大いにひっかかった。そこで私は最後の自分の発言で、 「大事な事や、自分たちのことも決められないようでは政治に携わる資格はない!」と返した。

私の最後の発言をきいて、その人は私に投票することにしたという。メッセージはつくづく大事だなと改めて感じた。

当選してから、私などには荷が重いのだが、来賓として招かれて挨拶する機会が増えている。せっかく時間をいただいているのだから、率直な思いを、私だけの言葉で、伝え続けていきたい。

参院選について聞かれるが   2013 年 1 月 3 日

2013年1月1日信濃毎日新聞3ページより引用

衆院選が終わったと思ったら、今年の夏、7月21日が投票日と報道されている参院選のことについてよくきかれる。元日の信濃毎日新聞3ページに、参院選について、私のコメントとスタンスが報道されたが、ちょっと違うところがあるのでハッキリさせておきたい。

記事では「第3極勢力の連携については、衆院選で維新と競合した経緯もあり、井出氏に積極姿勢は見られない」と書かれていたが、過去のことにいつまでもこだわるつもりはない。選挙戦中から何度も話してきたが、同姓の候補者が出てきたことは1つの試練として受け止めて、それを乗り越えたのだから、いまさらこだわる理由もない。

みんなの党の、長野県内での党勢拡大について聞かれた時も繰り返し述べてきたが、1からスタートする組織の場合、第2、第3の候補者は非常に重要だ。50人いる組織が51人目を擁立するのとは訳が違う。二人三脚でやっていく仲間だからこそ、人物本位で考えないといけない。新しい勢力に取って、風は大事だが、風だけで勝てる選挙は比例代表ぐらいしかない。風だけではなくて、既成政党の支持者も惹き込むような力や志、政治姿勢が求められる。

また、参院選は当選者が2人出る「2人区」で、これまで自民党と民主党が議席を分け合ってきた。その構図に割って入るのは簡単なことではなかった。今年の参院選はどうか。民主党はかろうじて第二党にいるが、民主党の存在意義を再び示すことが本当にでるのきかというぐらい、厳しいところに追い込まれている。自民党は、政権に返り咲きこそしたが、特定の政策、公約が支持されて多数を占めたわけではない。今後の政権運営が、民意とかけ離れることになれば、支持は急速に落ちていくだろう。私たちの役割とは何か。当面は、自民党の政権運営が、おかしな方向に進んだ時に、民意を代弁できる力をつけることだ。だからこの参院選は非常に大事だ。

何よりも党同士の政策の一致が大切になる。そこは、維新だけに限らず、自民党を含めた他の党とも今後の国会の中で何かしらの動きが出てくるだろう。それに加えて私は、粘り強く長い間、信州と日本のために活動しようという人と手を組みたい。単なる数合わせや、とりあえず立候補者を擁立すればいいといった、ゲーム感覚の選挙をするつもりはない。当面はこうしたスタンスで、仲間探しを続けたい。

年頭にあたって   2013 年 1 月 1 日

明けましておめでとうございます。いよいよ議員活動が、今年から本格的に始まります。

年頭にあたり、今朝、目にした言葉について書きます。中国の四書「中庸」の一節です。

「君子の道は、たとえば遠きに行くに必ず近きよりするが如く、たとえば高きに登るに必ず低きよりするが如し」

小さなことから積み重ねることが大切だという意味だと思います。政治活動を始めて3年になりますが、この3年間はまさにそういう思いでした。30半ばの、無職の私が、世のため人のために何ができるのかということに悩み続けてきました。もがいてきました。栄村や東北に復興ボランティアに行ったこと。小谷村に雪下ろしに行ったこと。人の話を聞きにどこまでも行ったこと。そして、昨年1年間続けた街頭演説。声は届かなくても多くの人から「ようせい君が朝、街頭で演説している姿をみて、元気をもらったよ」という言葉をいただきました。小さなことでも、ムダのように思えることでも、意志をもって行動すれば必ず何かに行き着くということを改めて感じた3年間でした。

衆議院議員という肩書きがついても、いきなり夢のような社会を作れるわけではありません。身近なことから1つ1つ。大きなことをしようと構えるのではなく、できることは、たとえどんなに小さなことでも、全てやってまいります。そのためには、政治家と有権者が、同じ場所に立たなければいけません。距離があってはいけません。去年に引き続き、街頭に立ちます。地域を回ります。みなさんの声をこれからもお聞かせください。

私の「ようせい」という名前は「庸生」と書きます。「中庸の精神で生きてほしい」という意味をこめて、父がつけてくれました。素晴らしい名前をもらったことに感謝して、こめられた思いを実践してまいります。

今月から通常国会が始まります。最初の論戦は、自民党政権が作ろうとしている10兆円規模の補正予算になりそうです。年末の新聞をみていると、10兆円という規模が先行して、各省庁には「補正予算に計上する事業がたりない」とか、「野田政権の時に何度も補正予算を組んだので、急に必要とする事業はない」といった官僚の声もあるようです。また、選挙戦中、なりをひそめていた自民党の原発推進も、ここへきて鮮明になっています。原発の新設に前向きな発言が閣僚から出ていると報じられています。政治と有権者の思いがかけ離れてしまわないように、国会で大きな声を上げてまいります。

東京へ向かう新幹線でこのブログを書いています。皇居で新年祝賀の儀に参加してきます。ブログの更新も、頻度を増やしてまいりますので、本年もよろしくお願いいたします。

井出ようせいブログシリーズ 被災地をみて