ムダではなかった   2013 年 2 月 25 日

きのう(24日)、佐久は快晴、陽も長くなったので、

夕方上田にむかった。しかし、上田は猛吹雪。

ノボリは倒れるし、雪が耳に入ってくるし。

 

辻立ちをあきらめ、無駄足だったかと溜息をつきながら、

体を温めようとラーメン屋に。

午後5時半ごろだったので、店内は親子が1組だけ。

すると中学生の女の子が私をみて笑顔になり、

お母さんが「娘がファンなんです」と。

ありがたいなと思ったが、

本当にありがたかったのは、この後の話。

お母さん「娘が、最初はようせいさんが小学校の時の

先生と雰囲気が似てるとか言い始めて。

でもそのうち、この子なりに政治の勉強を始めて、

ここがいけないとかいうようになって」

娘さん「私、いろいろ調べたんです。

で、これはいけないと思うことが結構あって…」

街頭に立っていると、手を振ってくれる子どもは多い。

子どもたちに選挙権はない。だからムダだという人もいる。

私は、子どもたちの無邪気で好奇心旺盛な笑顔に救われてきた。

だから子どもたちとのかかわりをムダだと思ったことはない。

 

こうして政治に関心をもってくれた子が目の前に現れると、

ムダどころか、街頭演説を続けてきた甲斐があったと思う。

一見ムダに思えることも、ムダではないと改めて教わった。

上田に足を運んでよかった。無駄足ではなかった。

ラーメン屋で会った親子に感謝。

北相木村 三滝山氷まつり   2013 年 2 月 24 日

 

北相木村の山を登ったところに「三滝」という滝がある。毎年冬には、上の写真のように氷り、「山氷まつり」が開かれる。北相木村はおよそ350世帯の小さな村だ。大きなお祭りができるわけではない。ささやかだが、村をあげて、ステージでイベントをやったり、露店が出る。雄大な自然の恵を村をあげて盛り上げている。

 

去年、地元の人に誘われたが行くことができず、今年の2月17日、ようやく約束を果たすことができた。国会議員はあまり来ないせいか、みんな喜んでくれて、ご挨拶の時間をいただいたので、村の大自然に感謝を述べさせていただいた。東京と信州を行ったり来たりで、心も身体も縮こまり、固まってしまったような疲れがあったが、三滝をみたら晴れやかな気持ちになった。

 

小さな村の、大きな自然を支える恒例行事。こういった地域の宝物をこれからも応援したい。

 

 

追伸

地元商工会で販売している、雉の肉でダシをとった「雉ソバ」は、かなりの美味。皆様も来年どうぞ!

 

 

井坂信彦さんの演説   2013 年 2 月 15 日

きのうの本会議。

補正予算案の採決前に各党の、賛成・反対討論があったが、一番良かったのは、みんなの党、兵庫1区の井坂信彦さんだった。 「初めてにしてはとてもよかったんじゃない?」という声が議場の後ろ、他の党から上がっていたが、新人とか関係なく、登壇した6人の中で一番良かった。

自民党と公明党が圧倒多数の中、反対討論にはヤジが多いが、井坂さんの演説はみんな静かにきいていた。いや、聞き入っていた。ヤジはほとんどなかった。 井坂さんの演説は、反対討論なのに極めて穏やかで、映像で観るとおとなしすぎる感じがするが、派手な身振り手振り、大声のパフォーマンスとは一線を画している。

各党とも、きのうの討論は党を代表した演説なので、党の主張にそった内容になるが、他の党はおそらく、ライターと読み手が別で、聞き飽きたフレーズが多かった。しかし井坂さんは、党の主張を、自分の言葉で大胆に書き換えていた点で抜きん出ていた。

私は、本会議前の予算委員会で、各党の討論と採決をみた。また、予算委では党を代表して発言もした。私も自分の言葉を入れた。でも井坂さんの演説のほうがはるかに大胆だった。だからなおさらすごみを感じた。もっともっと頑張らないといけない。

ちなみに井坂さんは約1年前の党大会で、「政治をあきらめないでください」の名演説を行い、その後、みんなの党の多くの人がこのフレーズを全国各地の街頭で使ったが、発信源は井坂さんだったと私はいまも思っている。本会議の採決結果は事前に見えているので、演説で採決がひっくり返ることはないが、政治をあきらめずに最善を尽くそうとしている人が、井坂さんそのものなのだ。

(写真は井坂信彦さん 衆議院TVより引用)

井坂さんの演説はこちら、衆議院TVからごらんください。 http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=42411&media_type=wb

なぜ、多くの目が入るのか   2013 年 2 月 13 日

(2月12日NHKより)

 

NHKにいた時に、アナウンサーが読むニュースや、番組ナレーションの原稿を作るのが、私(記者)の仕事だった。現場に行って取材をして、原稿書いて、それにデスクの直しが入ったり、カメラマンが撮影した映像にあうような流れに作りかえたり、映像編集マンの意見をきいて修正したりと、ニュースが大きければ大きいほど、多くの人のチェックが入る。

 

予算を議会でチェックするのも似たところがあるなと、国会にいて思う。NHKの目的は、視聴者に有益な情報を提供すること。そのために多くの人の目が入る。予算は、私たちの生活、社会が少しでも良くなるために、多くの議員や政党、その議論を見守るマスコミの目が入るということだろう。


NHKにいた時も今も、本当に、目的に近づいているのだろうかと考えることが多い。国会の予算審議の場合、そもそも、予算と関係のない時事問題に審議時間が割かれることが多い。また、良い質問をする議員がいて、政府側が「前向きに検討します」と、改善に期待のもてる答弁があっても、「こうしました」という反応が返ってこないし、再度それを追求する場面もあまりみない。また、多くの場合、官僚答弁を突き崩すことに議員が苦労している。もちろんそれは議員の力不足もある。国会にとどまらず、都道府県や市町村議会でも、予算案が修正されることは少ないし、否決されたことは聞いたことがない。予算通過が滞り始めると「危機だ危機だ」という具合になっていく。

 

NHKにいた時はどうだったかというと、ニュースは厳しいぐらいのチェックでどんどん直されていく。良く言えば改善だし、悪く言えば「NHKらしく」なっていく。ニュースの場合、情報は現場にあり、取材するのは記者だ。記者が主観的になりすぎて、客観的な視点でニュースが改善されることもある。しかし、ときには客観化、一般化されすぎてしまって、現場の声やニュースの大事なところが消えてしまうこともある。現場に出た記者の声と、それをチェックする多くの目が上手く機能すると、良いニュースや番組ができることはいうまでもない。

 

さて、予算はどうなのか、予算編成の過程で、当然政府は、官庁は全国津々浦々の声を集めているだろう。行政の継続性という点から譲れないことも多いだろう。しかし、国会で予算審議にのぞむ議員もまた、多くの人の声をきいてきている。国会で議論になったことがどうやったら反映されるのだろうか。議員が、質問を言うだけ言ったら満足してしまい、政府側も、質問さえしのげばいいと思っていないか。そんなことを考えながら、詰めを迎えている補正予算審議に参加している。

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街頭に立っていると、普段考えていても言葉になるところまでいかないような思いが、言葉としてフッと出ることがある。ここ2、3日、街頭で言葉になった思いがある。

「3年間の反省をいかさないといけない」

早い話が、「選挙の時に言っていたことと、後になってやることが違った」ということを反省し、政党、政治家が本来の姿、つまり、有言実行に立ち返らないといけない。

大事なことは、この反省は民主党だけがしていては意味が無いということだ。政権に返り咲いた自民党、そして私のみんなの党など野党も、全ての政党が、この3年間の反省をいかさなければ、政治は前に進まない。「天下りを根絶する」と、どの政党も言っているのになぜ天下りはなくならないのか。「インターネット選挙が必要だ」とみんなが言ってきたのにどうしてここまで遅れてきたのか。

政治家になってからといって、また、政権を取ったからといって、「様々な議論がある」「そう簡単な問題じゃないんだ」というのはもう通用しない。

民主党政権の失敗によって政治不信は本当に強まったが、一方で、「できもしない約束ならはじめからしなくていい」と、堅実な政治を求める声も確かなものとなりつつある。

だからこそ、言ったことを形にできるよう、どんなに困難があろうとも、道のりは遠かろうと、一歩一歩、歩くことをやめたり、歩く道の方向を変えたりしてはいけない。

 

井出ようせいブログシリーズ 被災地をみて