本会議登壇 7分14秒   2013 年 5 月 18 日

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5月17日、質問のため、初めて本会議で登壇しました。当選から5ヶ月で本会議登壇ができるとは、選挙のあとは予想もしませんでした。緊張するかなと思っていたのですが、初めて委員会で質問をした時と比べると、はるかに落ち着いて質問ができたと思います。様々な委員会で何度も質問に立ってきたので、その経験が、少しだけ成長につながっているのかも知れません。

壇上から見る本会議場は、ふだん議員席から見る本会議場よりも、狭く感じました。傍聴にきてくれた秘書の姿もしっかり見えました。また、議場からのヤジや激励もはっきりと聞こえました。

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 質問は、「クール・ジャパン推進機構法案」について。「クール・ジャパン」と呼ばれる、日本が世界に誇るもの、例えば地域の伝統工芸品だったり、日本ならではの、ホテルや結婚式での細やかなサービス、高品質の農産物、ファッション、また、アニメなどのコンテンツといった様々なものを海外に広め、日本経済の成長につなげようというものです。そうした宝物を持っている企業の海外進出を促すために、国と民間が出資する「クールジャパン推進機構」いわゆる「官民ファンド」をつくって後押ししようというのが今回の法案です。

クールジャパンと呼ばれる、日本のすばらしいものが海外に展開することは、おおいに期待しています。私が初当院のときに着た上田紬も世界に通用するものだと思っています。

しかし、こうした企業は、これまで厳しい競争に耐え、創意工夫ですばらしい商品をつくってきました。こうした企業の強みは「自立」だと私は思います。こうした企業に、国が主導して安易に出資することが本当によいのか。お金も大事ですが、情報提供、海外展開につながる機会をつくることが大事ではないか。また、「官民ファンド」は、かつての第3セクターがそうですが、多くの失敗例があり、「この手の話は、お上がやったらうまくいかない」ということは、いまや霞ヶ関の省庁の間でも共通認識となっています。とくに官民ファンドの人事は、天下りの温床ともなりかねず、ファンドを作るのなら、人事や運営の仕方など、徹底した議論が必要です。期待が大きいだけに、成功して欲しいだけに、今後も議論を重ねたいと思います。

 

こうした内容を、7分14秒で話しました。まだまだ未熟、1日1日が勝負ですが、小さな1歩を踏み出したということで、5月17日は忘れられない日になりそうです。多くの皆様の力を借りて、支えられて、自分が国会に立っていることを今一度噛み締めて、今後も活動してまいります。ご支援頂いている皆様への感謝を込めて、初登壇の報告とさせて頂きます。

 

追伸

質問の様子はこちらからご覧頂けます。http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=42760&media_type=fp

ちょっと前の話になってしまうが、長嶋さんと松井さんの、国民栄誉賞受賞の様子をネットの動画でみた。

松井さんはかねてから人格者だと思っていたが、素晴らしいスピーチだった。自分の功績には一切触れず、長嶋さんへの感謝、ファンへの感謝、ジャイアンツへの感謝にあふれていた。「少しぐらい自分の実績に触れてもいいのに」と思ったが、そこが松井さんの素晴らしいところだろう。そんな松井さんが唯一、実績らしいことを述べたのは「日本で10年、アメリカで10年」という言葉だった。日本でもアメリカでも、一流選手が集う環境に身を置いて、日本一、世界一を目指して結果を出してきた自信を、私は勝手に感じた。功績を一切言わないだけに、この言葉の重みがものすごく伝わってきた。前に、松井さんが国民栄誉賞ときいて「野茂さんは?」と思ったことがあったが、国民栄誉賞は野球の実績だけで決まるものではないようだし、映像をみて、松井さんの受賞はとてもよかったと思った。

長嶋さんは、できればもっとはやく、たとえば、1994年、中日との10・8の死闘を制した時に表彰してほしかったという気がした。うまくいえないが、長嶋さんは、どんなに名誉ある賞を用意しても、そこにおさまらない存在感があるように思う。でもよかった。

お揃いのスーツがとても印象的だった。松井さんの提案で、長嶋さんが選んだと報道されていたが、ワイシャツがストライプだったのは、長嶋さんが、松井さんのヤンキースでの活躍を讃えたのかなと勝手に想像してみた。

多くのファンが集う野球場で表彰したこともよかった。長嶋さん、松井さん、それに、先に受賞した王さんと衣笠さんがグラウンドに揃えば、どんなに演出を工夫しても、主役の存在感が全てだろう。

「国民栄誉賞は政治目的に利用される」と言われることがある。過去の表彰をみても、そして今回も思ったが、政治目的などはあったとしても、瞬時に見透かされてしまうだろう。

表彰を受ける人の実績はもちろんだが、その人が歩んできた道のり、ストーリーがもつ圧倒的な存在感に、余計なものがくっつく余地などない。東京ドームに足を運んだ人も、TVや新聞、ネットで受賞式をみた人も、そう感じたのではないか。

井出ようせいブログシリーズ 被災地をみて