すでに報道等でご存知のことと思いますが、昨年12月10日に自由民主党への入党を希望し、21日付で入党することとなりました。昨年12月18日に衆議院第二議員会館で開いた会見の主な発言をここに掲載します。今月18・19日に、佐久市、小諸市、上田市、千曲市で国政報告会を予定しています。一人でも多くの皆様に私の思いをお伝えできればと考えています。(↓以下会見録)

 

私(冒頭発言)「12月10日に自由民主党への入党を希望し、今日、二階幹事長にお会いして入党を認めていただくこととなりました。

すでにお伝えしていますように大変長い間考えた、自らの意思・決断です。政治活動を続けてようやく10年になりますが、人と人とのつながりを大切に、地域に根を張ってということを何よりも大切に、有権者一人一人、ご支援をいただいている方、そうでない方、一人でも多くの有権者と向き合う活動を心がけてきました。そうした中で、これからも、もっともっと地に足をつけた活動をしていく、そして将来の日本、地域のためにもっともっと役立つことのできる政治家になるためには、自由民主党に入ることが最善だと思うに至りました。

一方で、「より良い社会のために」という目的は多くの人の共通目的だと思いますが、今回の決断が、「目標のためにこれまで上ってきた山道と、道を違えることになるのではないか」というご意見、また、この決断によって、「一緒に行動することができない」という方々に対しましては、この場を借りて、お詫び申し上げます。

今後一層、国のため、地域のために、お役に立てる政治家になるべく研さんを積んで参ります。私からは以上です。
(以下、主な質疑)

記者「いつから具体的に自民党入りを考えたのか。どうして今なのか」
私「どうして今なのか?といいますと、10日に下村選対委員長とお会いする段取りを整える中でのご縁と巡り合わせで、特にこの時期をと意図したということはありません。いつから?という話は冒頭の補足になりますが、多くの有権者と向き合う中で自民党に行くべきではないか、逆に、自民党にだけは行ってくれるなという声もありました。最終的には自分自身で決めたことですが、考える時間が非常に長かったと思います。自民党に入ろうという前向きな気持ちを最終的に固めたのは最近のことです」

記者「最近というのは何か決め手があったのか」
私「入党希望を出すにあたって、お願いする中で最後の最後まで考えて決断をしたというのが正直なところです。自民党の方も最初は驚いていらっしゃいましたし、ギリギリまで、考え抜く時間の方が長かったです」

記者「最終的な判断はいつか」
私「10日に選対委員長に会う数日前です」

記者「自民党でやりたい政策は」
私「7年間衆議院議員をしてきたので、やりたい政策は挙げればきりがありませんが、大きな柱としては、年金社会保障を中心とした国民生活、それから地域活性化のための地方分権、そして、まだ私自身は関わったことがありませんが、外交安全保障もやりたい意欲を持っています」

記者「どうして自民党なのか。その理由をもう少し聞きたい」
私「政党としての地域や、地域にとどまらない社会全体への根ざし方だと思います」

記者「野党や無所属は地域に根ざしていなかったのか」
私「(地域に根ざすということは)政党、政治家、それぞれ、最も努力をしなければいけないところですが、私は地域に根ざすということに並並ならぬ思いで取り組んできました。そういうことを考えたときに自民党が一番良いということです」

記者「台風19号災害で、インフラが整わない、与党議員でないと、という声があったが。台風19号は関係あったのか」
私「直接的に台風19号被災が自民党入党の決め手になったとは考えていませんが、地元が大きな被災をして、政府や与野党問わずお願いして回り、そうした中で政府与党には非常に真摯に、被災に向き合ってもらったことを感謝しています」

記者「安保法制とか、井出さんが反対した部分との整理をどうするのか」
私「一番は憲法改正、9条、集団的自衛権、そこはセットだと思っています。憲法改正は最後は国民が決めることだと思っています。9条の議論をしようということは何年も前から申し上げてきているので、議論に参加できるのではないかと思います。自民党に入党するので、党としてこれまでに決めていることには当然従います。党の中では自由に議論ができると思いますので、その中で、これまで自分の発信してきたこと、思ってきたことをぶつけて参りたいと思います」

記者「安倍政権の現時点での評価は」
私「100点満点とは思っていません。デフレからの脱却を目指すとか、あと、七年間の政権の一番の功罪だと思いますが、集団的自衛権を一部容認したことは、長年の議論に一つの方向性を出したのではないかと思っています」

記者「集団的自衛権の行使容認は井出さんの中ではオッケーなのか」
私「厳密には細かい議論がありますが、国会論戦の際は、限定的ではあるが、集団的自衛権を認めざるを得ない部分はあると申し上げてきました」

記者「野党への評価は」
私「特に2016年から、旧民主党の方と民進党で一緒に活動してきて、一度政権を取っている経験があるということは、経験のない私と全く違って、党内議論や国会質疑も秀でているなと思いましたし、政権交代の失敗も含めてもう一度政権交代を目指す姿勢も間違っていないと理解しています。残念ながら私がご一緒するところまで至らなかったということです」

記者「至らない理由。野党にいてはできないということか」
私「これまで、落選も入れて4回選挙をしてきました。その時に訴えてきたことや政治的スタンス。私はど真ん中・中道の立ち位置でやってきたと思っています。そうした部分が、違う方向を歩まざるを得なくなったのではないかと思います」

記者「地元での説明は。先ほど頭を下げていたが、地元での説明は」
私「この一週間ほどの間にも説明を始めています。落ち着いたら、地元で国政報告会を開いてご説明をしたいと思います。明日、地元長野県でも記者会見をします」

記者「2017年の衆院選は民進党から支援を受けて当選した。今回、野党を離れて与党に行くということで、前回の井出さんに共感して投票した、『裏切りだ』という声が出てくることもあると思うが」
私「政策の部分と、共にやってきた仲間という二つの要素があると思いますが、政策的に進むべき方向性がご一緒するのが難しいというのは先ほど話しました。共にやってきた仲間という部分は、冒頭申し上げましたように大変申し訳く思っていますし、最後の最後まで悩んだ部分です」

記者「3区ですが、参議院議員の羽田雄一郎さんが転出する予測があるが、たとえ、羽田雄一郎さんが転出しても勝てるという判断か」
私「選挙は大変厳しいものですので、先の予想とか見立てというのはできないと思っています。当然、大変厳しい選挙になると思います。どなたが候補者であってもです。その中で、選挙戦に臨んでいくために今後の活動を有権者に見ていただけるようにやっていきたいと思います」

記者「有権者、支持者への説明は」
私「年内は細部の手続きもあり、まだバタバタするので、広く有権者にご説明するのは年明けの国政報告会、何箇所か予定しています」

記者「自民党で何を、どこを目指すのか」
私「これまでと変わらず自分の言うべきことを言って、やると決めたことをやる。その活動の積み重ねで少しでも天下国家のため、地域のためになる政治家を目指したいと思います」

記者「井出一太郎さんも正一さんも大臣を経験されて、そこらへんを目指す考えはどうか」
私「将来どういう立場、役を目指したいというのは、今は、自分の言うべきこと、やるべきことをやる、その積み重ねの先にですね。今回の決断も非常に賛否両論あります。活動の積み増さねの上で、多くの方のご信頼をいただければ、そうしたものも道が開けてくるのではないかと思います」

記者「今までと同じように言うべきことは言うなどの話があったが、今までの姿勢として、安倍政権と対峙、チェックする姿勢がいいねと言う声があったかと思うが、政権と対峙する姿勢はどうなるのか」
私「国会議員が政府与党を厳しくチェックするのは当然のことだと思います。政府与党というのはそうした厳しいチェックに対して説明を果たしていく立場でもあると思います。私が自民党に入って、政府や与党の進むべき方向性に意見を申し上げる党内議論は自由だと思いますので、変わらずやって参りたいと思います。また、自民党が与党であるうちは、政府与党に対する厳しいチェック、ご意見を受け止める立場にもなると思います。また、この先、自民党が下野することがあれば、その時の政府与党を厳しくチェックしていくということだと思います」

記者「与党の外からよりも中から変えた方が良いという判断か」
私「冒頭申し上げましたように、地域に根ざし、結束してやっていく政党組織として、自民党に入れていただくのが一番良いと。これから自民党の良いところを伸ばす、変えるべきところを変えていく、そういう部分で自分の果たせる役割を果たしたいと思います」

記者「賛否両論、厳しい意見であれば、『裏切り者』、『がっかりした』、『もう入れない』とか、『人としてどうなのか』とかいろいろありましたが、そういう人たちに対してはどういう説明をするのか」
私「今日ここで話していることは国政報告会でもします。説明を尽くしてもご納得いただけない方もいるかとも思います。今後の活動を見ていだだいて。これは自民党に入る入らないに関わらず思ってきたことですが、凡庸な活動で終わるのか、そうではなくて言うべきことを言っていく井出庸生らしさ、国会議員として活動するからには私らしさをお見せしたいと思いますし、そのことは、これから自民党に入っても変わりませんし、自分らしく井出庸生らしくということがどこまでできるのかということは、自分自身非常に楽しみにしています」

記者「参院選で羽田雄一郎さんを応援していたが、そのあたりは。心変わり。心変わりはその後か」
私「7月の参議院選挙は、早くから羽田先生を応援すると決めていたことですので、自民党入りの決断は、冒頭のやりとりとも重なりますが、その後です」

記者「参院選で野党を応援して与党に行くのはわかりにくいのでは」
私「私自身がどういう政治的スタンスや活動スタイルでやっていくかということは、私自身が決めなければいけないことだと思います。それと選挙の応援というのは、一致すれば良いが違いが出ることも、今回は違うということになったのだと思います」

記者「自民党に良いところ、変えるべきところとは何か」
私「活動は来年からなので、確たることは言えませんが、良いと思っているのは、地域に長い時間かけて根ざしてきている責任感だと思います。後、私自身はとにかく謙虚に活動してきたつもりですし、これからも謙虚に活動していきたいと思っています。自民党に入っても謙虚な姿勢を落ち続けていきたいと思います」

記者「地元3区の課題は」
私「私の地元に限りませんが、地方ですので、市町村、旧市町村単位の強いつながりを守っていくために、どういう行政のあり方が良いのか。全国の地方が直面している課題に1つ1つ向き合って参りたいと思います」

記者「年金社会保障、地方分権、外交安保は、無所属や野党ではできない、自民党の方がやりやすいという判断か」
私「どの政党でも、こうした大きなテーマにはそれぞれ取り組みがありますが、私自身の政策的スタンス、それから地に足をつけて活動をしていくということからすると、自由民主党が良いという思いです」

記者「自民党が地に足つけているとはどういうイメージか。基盤がしっかりしているということか」
私「政党としての歴史などを含めてです」

記者「井出さんは政党をいろいろ変わってきたが、自民党が終の住処か」
私「自民党がこれから良い時もあれば悪い時もあると思います。それでも自民党がマイホームだという思いで自民党とともに活動したいと思います」

記者「無所属で選挙をしようとは考えなかったのか」
私「考えたこともありますが、現状、こういう決断をして、決断を心にしまって選挙直前、選挙中、または選挙後に表明するのが良いのか、気持ちが固まったなら早く表明して、はっきりした形で選挙を迎えるのが良いのか考えて、後者を選びました」「意思を固めたのであればそれをはっきりさせて、その上で、選挙で有権者のご判断をいただくのが良いという考えです」

記者「辞任してもう一回臨むということは考えたのか」
私「そういう声もいただいていますが、自民党へ入党を希望をしてから、賛同していただける方、残念だけど応援しますと言ってくださった方、それと、今回の決断は良しとできないという厳しいご意見をいただきました。そうした様々なご意見を踏まえて、自由民主党で活動させていただいた上で選挙に臨みたいと思っています」

私「他にありませんか。なければ、これで会見を終わりたいと思います。急な中お集まりいただきまして、ありがとうございました」

井出ようせいブログシリーズ 被災地をみて