東電幹部との質疑   2014 年 6 月 18 日

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東電原発賠償問題の質問終わり。きょうは今国会最後の質疑で、答弁者は東電の石崎芳行副社長や下村文科大臣。

以前、今年4月9日にこの問題を質問した時に、東電から来たのも石崎副社長だった。数日後私はたまたま「記者たちは海に向かった〜津波と放射能と福島民友新聞〜 門田隆将(角川書店)」を読んだ。この本に、石崎副社長が出ていた。
石崎副社長はかつて福島第二原発の所長をしていたことがある。転勤の際は地元の人が送別会をやってくれて、東京へ向かう最終列車のホームまで見送りにきてきれたという。

 

震災後、石崎副社長は被災者が避難している所や遺体安置所を何度も訪れた。そこで「あんた、安心安全だといったよね。騙したね」と悲しそうな目で言われたことがあり、でも、後で駆け寄ってきてくれて手を握って「あんなこと言ったけれど、信じているよ」と言ってくれた人もいたという。
石崎副社長は「福島の人たちのために精一杯やらなければ、自分は死んでも死に切れないと思った」という。
この場面、石崎副社長は社長に同行するだけの立場だったが、顔なじみの福島民友新聞社の記者の姿をみて、わざわざ記者の元へ戻って記者に「僕はこれからの福島に一生を捧げます。できることは何でもやらせてもらうつもりです」と言って深々と頭を下げたという。
石崎副社長の福島を思う気持は、私の思いより遥かに遥かに強い。

 

東電はこれまで、東電の社員や家族が被災者の案件について、和解案を拒否して話し合いを打ち切ったケースが数十件ある。一般の被災者との和解を東電から打ち切ったことはこれまでない。社員やその家族がそうでない被災者と賠償に差が出るのはおかしいと思う。

 

またここへきて、飯館村蕨平地区の住民111人が申し立てていた案件が、和解が成立するかどうか詰めの局面にきている。蕨平地区は、隣接する帰還困難区域の長泥地区より高い放射線量が測定されているにも関わらず、蕨平地区が居住制限区域であるということを理由に東電は和解案の受け入れに難色を示している。被災の実態に見合った賠償がなされるかどうか、今月末に予定されている和解協議は極めて重要だ。

 

賠償という問題は必ずしも当事者の思い通りにはいかず、非常に厳しいものがある。それでも、「石崎副社長の思いを東電という組織が被災者に向き合う際に生かしてほしい」ときょうの質問の最後に石崎副社長に伝えた。東電には石崎副社長のほかにも、福島へ熱い思いをもっている人がいるはずだ。
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この記事は 2014 年 6 月 18 日 水曜日 3:31 PM に投稿されました。

コメント / トラックバック 2 件

2014 年 6 月 21 日 8:29 PM
小泉秀美 より:

ご無沙汰いたしております。時々ブログを読ませて頂いております。毎日の激務お体をお大事にされますようお願い申し上げます。東電委員会の副社長さんのコメント、中々ニュースなどでは報道されない、ようせいさんの公平な判断力での内容をお伝え頂きありがとうございました。涙がでました。きちんと誠心誠意向き合われている方もいらっしゃることがよく伝わってきました。本を読んでみたいと思います。

過日の難病患者救済についての内容もコメントさせて頂きます。私は、ようせいさんの駅前演説の時に、よく母と手をつないで応援に伺いました。母は、3月に難病であることがわかりました。10年近く解明されず、やっとわかりました。家族の長年の病名が解明されない悩みが解決された分、ショックも味わいました。しかし、もし10年前からわかっていたら?と考えてると毎日くよくよしていたかもしれない。だから、解明されてよかったから前向きに家族全員で母を支えて今生かされていることに心から感謝して頑張りたいと思います。

昨日、私の主人のおばあさんの告別式がありました。ようせいさんからも弔電を頂いておりました。大変恐縮でございます。ありがとうございました。
あと数年で百歳でした。大往生でした。私は、おばあさんに大変可愛がって頂きました。大往生といえ、本当に本当に悲しいです。これからは、おばあさんから教わったことを大切に思い出し糧にしたいと思います。

もう一年以上前になりますが、子供が通った幼稚園の卒園式にも祝電が届いておりました。うちの子供は、「電報、ようせいさんって言ってたね!」と言いながら選挙を思い出して喜んでおりました。

日々の細々としたお心遣いに感謝申し上げます。

中々とメールで失礼かと思いましたがお許しください。
本当は、街頭演説にも伺いたいのですが中々伺えず申し訳ありません。

ご活躍を家族で応援させて頂きます。

2014 年 7 月 20 日 8:53 PM
yousei より:

小泉秀美様

井出ようせいです。いつもありがとうございます。おばあさんのご冥福を心よりお祈り申しあげます。
東電の副社長の件は私にとっても思い入れのある質問になりました。
難病対策は私自身まだまだ勉強不足すが、今後も継続的に取り組みます。
また、日曜討論も観ていただきありがとうございました。国会中、返信ができず大変申し訳ありませんでした。
お子様にもどうぞよろしくお伝え下さい。

井出庸生

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