井出ようせい公式サイト

明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、お健やかな新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

　能登半島地震から一年、昨年は本当に重苦しい年明けでした。今も復旧復興のさなかにある方々にお見舞い申し上げますとともに、同じ過疎地域の状況や課題に思いを寄せ、能登半島の復旧復興に全力を尽くしてまいります。

　我が党の政治資金問題をはじめ、昨年は厳しい国会運営、また、10月の総選挙は、私にとりまして大変厳しい結果となりました。それでも、投票してくださった99431人の方々はじめ、多くの方のお支えによって、再び国会に送っていただくこととなりました。皆様から託していただいた議席の重みを日々感じ、職責を全うしてまいります。不撓不屈、足らざるところを改め、今期の活動を通じて、必ず小選挙区の議席を奪還し、成長、飛躍してまいりたいと強く思っています。

　物価高に対する経済対策、地方への重点支援交付金、また物価高の中でも、中小企業の価格転嫁や農産物価格など、守るべきものを守り、日本の持続的発展を守ってまいります。中部横断道はじめ、地元の皆様と取り組んできました地域課題も、全力で取り組み続けてまいります。副大臣を務めた文部科学行政では、小学校に続き、間をおかずに、中学校35人学級化に着手することが、昨年末に決まりました。教職員を増やす取り組みを一つ実現することができました。

　世界に目を転じますと、アメリカでは、間もなくトランプ大統領2期目の任期がスタートします。我が国のみならず、世界全体がアメリカの動向を見守っており、国際協調、いかなる有事も起こさせない外交に務めてまいります。

　昨年に続き今年も、国会の裏方「国対」を務め、議員運営委員会理事をはじめ、政治改革特別委員会、憲法審査会、法務委員会に所属して活動してまいります。少数与党ゆえ、野党との合意がなければ、いかなる法案、予算も成立は困難です。しかし、これまでの官僚と与党だけの話し合いではできなかったことを、国会中心、政治主導によって良い成案を得ることができればと思います。前を向いて、積極果敢に臨んでまいります。

　昨年、袴田巌さんの再審無罪が、58年の月日を経て、ようやくと言うには余りにも長すぎましたが、遂に確定しました。冤罪を晴らすのに人生のほとんどを費やすようなことが二度とないよう、昨年立ち上げた議員連盟を土台にして、今年は再審法改正を必ず実現したいと思います。

　今年最初の、私のビッグニュースは、ある男性の結婚でした。以前、ある高校の卒業式で何度か祝辞を述べる機会をいただき、自分で言うのもなんですが、生徒も保護者のみなさんも楽しく聞いてくださっていたことがありました。彼も、私の祝辞を楽しみにしてくれていた生徒の一人でした。諸般の事情で、彼の卒業式で祝辞を述べることは叶いませんでしたが、一期一会で政治に関心を持って、応援してくれる人がいるのかと、意を強くした記憶があります。心よりおめでとうの言葉を送り、今後の活躍を祈りたいと思います。

　国会に送っていただいて13年目、5期目を迎え、国会議員として、これまでの経験、積み重ねを昇華させる時期に入っています。日本の一層の持続的成長と公正な社会の実現を目指して、我こそが国を引っ張るリーダーたらんとの思いで、全身全霊活動してまいります。引き続き、皆様の思いを託していただきますようお願い申し上げます。本年が良き一年となりますようお祈り申し上げます。

令和７年１月吉日

衆議院議員　井出庸生