定時制高校のいいところは、少人数、一人一人の生徒に応じた教育ができること。全日制のように、部活や進学に、生徒も先生も追われることがないからこそできることだという。「定時制に教育の原点がある」というのは、このことをさしているのかもしれない。

この日、選択の数学の時間では、10人に満たない生徒をさらに二グループに分けて、一グループは二次関数、一グループは、プラスマイナスの混ざった四則演算の復習をしていた。

ただ、先生のなり手不足は深刻なようで、この日も、再任用の先生が教壇に。

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定時制勤務を希望する先生は少ない。たしかに、子育てをしている先生などは、夜勤務はしにくい。

かつては、夜間手当に該当する「定通手当」が基本給の数パーセントと決められていたが、いまは、一律2万円となり、全日制の諸手当と変わらない。

先生のなり手が少ないため、再任用、または、専門外の科目を教えなければいけないケースもあるという。

長野県内の高校教職員は4000人前後いるが、定時制勤務は100人ぐらいではないかとのこと。勤務して初めて定時制の実情や、定時制の良いところを知る先生もいるが、知らないままの先生も多いという。(続く)

(2016.09.24 FBより転載)

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「定時制に教育の原点がある」

何年か前に、ある先生からこの言葉を聞き、きょうようやく視察に。

生徒のことはもちろんだが、学校側、先生、県や国の関与など、考えさせられることが非常に多かった。

皆さんとともに考えたく、少しずつ、いろいろ書いてみたい。

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野沢南定時制の校長、教頭によると、野沢南を始め、県内各定時制高校は、昭和20年代後半ごろにできた。

野沢南の定時制は一学年1クラス、4学年で60から80人ぐらいで推移。

かつては勤労学生もいたが、平成の初め頃から変わり始め、

不登校経験、要特別支援、外国籍など、様々な事情の子がほとんど。

多い時は、4年間で3分の一が退学。去年は就職の決まらない生徒も多かったという。

「きょうは、見学にくる人がいるからと言ってあったからか、みんなしっかり授業を聞いていました」と校長が話していたが、見学はともかくとしても、地域や社会がもっと関心をもつことが大切。(続く)

(2016.09.23-24 FBより転載)

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定時制通信制生徒生活体験発表会。

新聞での告知記事をたまたま見つけ、傍聴に。

 

いじめに遭った、コミュニケーションが苦手、学校のペースについていけなかった、様々な事情から勉強が遅れた。

何らかの挫折を経験し、取り戻そう、乗り越えようとする子どもの努力が伝わる、いい発表会だった。

「足元と後ろしか見ることのできなかった自分が、前を見て歩くことができるようになった」ある生徒が言った言葉には、ジーンときた。

 

子どもは、様々な出来事に、大人よりも多感。だから、傷つくこともあれば、大きく変わることもできるのだろう。

自分の中高生活を思い出した。

大人も、一つひとつの出来事にもっと向き合って、変わらねば。

 

定時制、通信制は、もっと広く認知、浸透してもいい学校教育だと思う。そんな思いを抱きつつ、来週、野沢南高の定時制へ視察に。

(2016.09.16 FBより転載)

 

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きのうの本会議で、特定秘密保護法の運用を国会でチェックする「情報監視審査会」の委員に選ばれました。

 与党から6人、野党からは民主党の一人と私で、8人による構成です。

審査会がどのようなタイミングでどのように開催されるのか、特定秘密保護法の運用状況を政府がどのようにこの審査会に報告してくるのか。

初めての審査会、初めてのメンバーであり、全てが手探りですが、審査会の目的と役割が果たせるようにしたいと思っています。

 

おととし12月、法案の修正協議から外れ、本会議採決で反対して、法案内容の不備を訴えました。その後、与野党協議で国会の監視機関を作る議論が具体化して、できあがったのが、情報監視審査会です。

 

法案成立後も、何度か特定秘密保護法の運用や審査会の役割について質問を続けてきました。おととし採決で反対した後、「これからも特定秘密保護法に関わり続けよう」と思いましたが、その思いを果たす役割を与えられたことに、思いを新たにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

選挙総括   2014 年 12 月 21 日

(すこし長いですが、読んでいただけると幸いです)


衆院選から1週間。「まだ1週間しかたっていないのか」と思う。ずいぶん前のことに感じるぐらい厳しい戦いだったし、全力で戦った。


激戦といわれた選挙だったが、投票率は下がった。その中で、前回より1万票多い7万7289票をいただき、2位の候補者と約1万4000票の差をつけて勝ったことは、私自身が一番驚いている。身に余る票をいただいたと思う。すべては応援してくださった、1人1人の力によるものだ。当選確実の一報が出て、当選の弁を述べようとした時に涙があふれたのは、目の前に、誰よりも応援し、支えてくださった多くの顔があったからだ。あらためて感謝するとともに、今度は応援してくれた人が驚くようないい仕事をしてお返しをしたい。


争点に関していえば、総理やNHKは「アベノミクスが争点だ」といい、維新は「身を切る改革」。民主党は、一言でいえるような争点は示さなかったように思った。それぞれの党が、1つの共通の争点について主張を競う選挙ではなかった。選挙後、友人が「なぜ集団的自衛権は争点にならなかったのか」と訊いてきたが、集団的自衛権をすすめたい自民党が、公約の中で集団的自衛権の扱いを小さくし、民主・維新も結局このことにはふれずじまいだった。


長野3区をみても、他の候補がなにを訴えたのか詳細はわからないが、有権者にとっても争点の分かりにくい選挙になってしまったと思う。私は、直面する3つの課題として「消費増税までの間に行政改革を」「集団的自衛権についてはまず日本が自分自身を守る個別の自衛権を軸に、現実的な安全保障を考える」「原発については脱原発を前進させること」を訴えた。そして、私の大きな柱として「未来をいまから考える。そのためには、若い力と地方の力が大事だ」と訴えた。


そして、「党よりも個人だ」ということを強く申し上げた。それは、現在の自民、民主、維新の看板にすがって当選するだけが精一杯では、改革を進める力を持ち得ないと思ってきたからだ。1期2年間の、激動ともいえる経験と濃密な時間が、「党の前に政治家個人がしっかりしていなければいけない」という思いを強くさせた。選挙の後に、党を隠したと批判的なコメントをいただいたが、私は党に厳しい逆風があると公言した。党を隠すことはしなかった。維新の党は歴史が浅く、党そのものが変革の途上にある。変革途上の党を変え、国政を動かす強い政治家が増えなければ、政治は変わらない。


政党の勢力、政局的な話をすれば、自民・公明が改選前の議席を守り、圧倒的優位を得た。民主は増。維新はほぼ現状維持。みんなと次世代がほぼ消滅し、その分民主が増えたと感じている。しかし、民主が支持されたのかといえばそうではない。維新よりも候補者を多く擁立し、維新よりも選挙に強い候補者がいたということだと思う。改革を成し遂げるために、しがらみ無し、組織無しにこだわってきた第3極の維新が、ブームや逆風に左右されない政党になるかどうか。今回のような、党にとって厳しい選挙に耐えられる強い根をはった政治家がどれだけ増えるかにかかっている。


民主、維新両党の連携話は選挙後も続くだろう。有権者がいまの自公政権に対して良いと思っている部分はよしとしても、不安や懸念をもっていることについては、両党のメンツや過去のいきさつよりも有権者の思いを一番大事にして、話し合いのテーブルにつくことが大事だ。有権者の思いを代弁するという原点にたてば、野党としての責任を果たすことができるだろう。


長野3区の選挙について振り返ると、途中、新聞報道で「上田が草刈り場」という記事があった。どこかの陣営の見方、コメントとして出た言葉だと思ったが、上田に対して失礼だと思った。私はこの2年、いや、その前から、佐久も上田も関係なく、等しく、広く地元選挙区を回ってきたという思いがある。だからこそ、「草刈り場」という言葉は受け入れ難かったし、これまで通りの活動を続けて、この選挙に必ず勝つという思いを強くした。国政選挙は市町村別に開票結果が公表されるため、どこの市町村で勝った負けたという話が多くの人の関心事となる。私も気にしないといえば嘘になるが、長野3区の代表であるならば、長野3区全てに等しく、全力で向き合わなければいけない。最後に寺島、木内、唐沢各候補に、敬意を表し感謝を申し上げたい。とくに寺島氏には、2年前一緒に当選して、私が地元行事でとまどっている時に何度も助けていただいた。激戦にも関わらず誹謗中傷の類いの話がなかったのは、各候補の政治姿勢が真摯であることの証だと思う。


私にとって本当の戦いの場は、これからの国会、政治活動だ。


来年1月末から始まる通常国会の本格論戦にむけて、政策も、政党再編も、これまで以上に存在感を発揮しなければいけない。長野3区・小選挙区の代表として、全国の他の国会議員に負けない仕事をしたい。国会や政党の運営の弊害の1つに、当選回数・年齢による年功序列があるが、そうした弊害をも超えることのできるような、強い政治家になりたい。


街頭演説は継続、今年の夏から地元でお願いしてきたアンケートハガキも体制が整い次第再開する。有権者との対話を、もっと広く、もっと深くしていきたい。激戦を支えていただいた全ての皆様に改めて感謝申し上げるとともに、今後の活動でお返しすることをここに誓い、総括とさせていただく。

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井出ようせいブログシリーズ 被災地をみて